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2000年代~' Roland 楽器・機材【Vol.〇〇】

【Vol.373】Roland きよら(KIYOLA) KF-10 ~最新電子ピアノ+家具インテリアの融合

2018/07/01

 今回はローランドから販売されているデジタルピアノ・「きよら(KIYOLA)」を取り上げてみたいと思います。型番はKF-10。これは国内の大手家具メーカー「カリモク家具」とローランドのコラボレーションによるオシャレな電子ピアノですね。
 


KF-10-KS
/ 画像引用元:ローランド(株)HP <https://www.roland.com/jp/products/kiyola_kf-10/>
 
 
 
 
木目調の電子ピアノといえば本ブログでも何度か取り上げており、インテリアとしてリビングなどでもなじみやすい楽器として、それこそ昔から存在していたわけです。ただし本機は “木目調”ではなく、電子楽器メーカーと一流家具メーカーがコラボした「電子ピアノ+家具」というコンセプトとなっているのが斬新ですね。
 
 
 関連記事:「TECHNICS(テクニクス) SX-PF1 ~ネオ・ファニチャー的電子ピアノ[1999年]
 
 
 

はじめに・カリモク家具とは?

 愛知県知多郡東浦町に本社を置く、国内家具メーカーの最大手。前身となる会社は「刈谷木材工業」(1947年設立)であり、“カリモク”の名はその略称からきています。
 
 
 素材(木材など)のよさを引き出す緻密な加工技術に定評があり、全国にいくつか設置されているショールームでもその手作り木工製品、インテリア商品を目にすることができます。
 
 
 

まずは外観の印象

 本物の天然素材を使用したキャビネット。第一印象としては「細い」ですね。キャビネットに使用されている木管脚は、途中でわずかに膨らんで、床側に向けてややすぼまっているシェイプ。ややクラシカルなデザインでありながら、空間を圧迫する印象を与えない現代向けの作りになっていると感じました。
 
 
 なお基本的な木材成形は機械で行っているそうですが、カド(エッジ)の丸みは職人さんが一つ一つ手作業で仕上げているそうですよ! 無垢材ならではの質感やデザインは家具メーカーならではいったところ。
 

 

 ちなみに本機には、ありがちな大きなブランド名・製品ロゴの印刷(刻印)は見当たりません。なので後ろから見ると本当に何かのオーダーメイド家具みたいですね。家具としてインテリアに溶け込みやすいという点で、大判ロゴを省略したのはグッドセンスだと思います。
 
 
 

カラー(フィニッシュ)はチョイス可能

2018年3月現在のラインナップは以下のようになっています。

ウォールナット(KF-10-KW) …クルミの木
ピュアオーク(KF-10-KO) …ナラの木(オーク材)
シアーホワイト(KF-10-KS) …ナラの木(オーク材)の白塗装バリエーション
モカブラウン(KF-10-KMB) …ナラの木(オーク材)のモカブラウン塗装
シアーブラック(KF-10-KSB) …ナラの木(オーク材)の黒塗装

 
 なおモカブラウンは数量限定となっていて、付属の専用椅子も他のカラーとは異なる特別仕様となっています。

 

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電子ピアノ部について(音源ほうめん)

 ピアノ音源部は同社の「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を採用しており、内蔵音色は、演奏用として6音色(グランドピアノ×3、アップライトピアノ×1、チェンバロ×1、Eピアノ×1)がスタンバイされています。
 
 
 あと同時発音数はピアノ音色だと無制限(!)となっていて、これは昔の電子ピアノと比べるととんでもなくすごいことなんですよね。。
 
 
 他にもWAV形式のオーディオファイルや、SMF(スタンダードMIDIファイル)のデータ(フォーマット0,1)も再生可能で、データ再生用として別途265音色を内蔵。データ再生用のUSBメモリー・スロットも装備されていますね。
 
 
 

電子ピアノ部について(鍵盤ほうめん)

 PHA-50鍵盤を採用。これは同社のデジタル・ホームピアノのカテゴリーにおいて既に評価を得ていた「LXシリーズ」と同等の最新技術を搭載しています。この鍵盤部は木材と樹脂を合わせて使ったハイブリッド構造になっているのが特徴的。
 
 
 また「エスケープメント機構」も搭載。これはグランドピアノに採用されているハンマーアクションを疑似的に物理再現したもので、これにより打鍵時のコントロール性が高まり、同音打鍵やピアニシモ(小さい音)のニュアンスが出しやすくなっています。
 
 
 

スピーカーも内蔵!

 12cm×2、5cm×2の合計「4スピーカー」を搭載。スピーカー(エンクロージャー)はどれも死角になっていて、ぱっと見はどこにあるか分からないところもいいですね(笑)。定格出力は30W×2で、家庭向けとして必要十分と言えるでしょう。
 
 
 なお左右の鍵盤の下ある左右のスピーカーは上側に向けて設置されており、ちょうど鍵盤の隙間から音が出る恰好になります。音が下から鳴ってくるということで、アコースティックピアノのような音場を作り出す面白い工夫と言えますね!
 
 
 

その他機能

 上ブタは開くとそのまま譜面台になります。またBluetoothも搭載しており、Bluetoothを使った市販の “デジタル譜めくり”にも対応します。

 

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専用椅子(付属)について

 本機には、各カラー(モデル)に調和した専用の椅子も付属。この椅子がちょっと凝っていて、座面にはお尻を包み込むようクッション材(超高密度ウレタン)が採用されています。低反発で着座面積も広く、効果的に体圧を分散させる効果があるそうですよ。
 
 
 僕も実際、店頭でこの椅子に座って試奏させてもらったことがあるのですが、長時間座っていてもおそらく疲れにくいという感触を得ました。ちなみにこの椅子、約4.5kg(※モデルによって多少異なる)でもって、これ意外と軽いんですよね。この椅子だけでも結構なコストがかかってそうです。なお今のところ椅子の単品販売はしていないそう。
 

 

 

まとめ的な

 オシャレでインテリアとしても調和するデザインを持ち、電子ピアノとして基本的な演奏性を押さえている一台を探している人におすすめできますね。もちろん価格もそれなりにしますが、職人さんが手作業で仕上げた言わば “一点もの”であり、末永く付き合っていきたいと考えている人にとっては、購入候補として挙げる価値は大いにあると思います。
 
 
 

つぶやき的な

 思えば本物のアコースティック・ピアノの外枠は基本的に木工なのであり、それが電子ピアノで本格的に採用されたというのは目からウロコのようであり、何で今までなかったんだろう?と思ったりもします。。
 
 
 このピュアオークはいかにも色のついていない無垢材といった雰囲気を出していて個人的には好みですね。ショップでもこのピュアオークを展示してあるところが多いように思います。
 
 
 むしろ仏壇のような真っ黒仕上げの典型的なアコースティック・ピアノにおいて、本機のピュアオークのようなフィニッシュのラインナップも普通に加えてもいいのになと思ったりもします。まあそうなるとさらにコストも上がっちゃうんでしょうが。。(市販ピアノでもあるにはあるが一般的にオプションとなり高価)
 

 

おまけ・地元ネタ

 どーでもいいかもしれませんが、このカリモクの拠点と言える愛知県刈谷市(あるいは知多郡東浦町)は現在僕が住んでいる地域でもあります。それゆえ地元民にとって「カリモク」といえば非常に有名であり、地元が誇る一流企業だったりします。
 
 
 おそらく地元民全世代からアンケートを取れば、知名度において「ローランド」よりも「カリモク」の方が断然高いと思います(笑)
 
 
 関連記事:
 「刈谷ハイウェイオアシスに行こう!(愛知県) ~入場者数全国3位の遊園地!?
 「【楽器店めぐり】ロッキン刈谷店 @愛知県刈谷市

仕様
■鍵盤数:88
■最大同時発音数:無制限(グランド・ピアノ音色でのソロ演奏時)、その他音色:384音
■ピアノ音源:スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源
■内蔵音色数:
 演奏用 6音色(グランドピアノ×3、アップライトピアノ×1、チェンバロ×1、Eピアノ×1)
 データ再生用 265音色(ドラムセット×8、効果音セット1を含む)、GM2対応
■鍵盤:PHA-50鍵盤(木材×樹脂センターフレーム)
■内蔵曲:30曲
■カラーバリエーション:
 ウォールナット(KF-10-KW)
 ピュアオーク(KF-10-KO)
 シアーホワイト(KF-10-KS)
 モカブラウン(KF-10-KMB)
 シアーブラック(KF-10-KSB)
■付属品:専用椅子、専用ペダルユニット、ACアダプター他
■外形寸法:1396(W)×782(H)×337(D)mm  ※高さ(H)は、蓋を開けた状態で910mm
■重量(ピアノ本体):
 KF-10-KW:33.0kg  ※その他のカラーモデルは33.2kg

 

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