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1990年代' Roland 【アンプ/スピーカー】 楽器・機材【Vol.〇〇】

【Vol.60】Roland KC-60 ~定番キーボード・モニター

2018/11/24

 

 

 今回ご紹介する機材はRolandのモニター・スピーカー「KC-60」です。キーボーディストにとっては必須ともいえる “キーボード専用モニター・スピーカー”の定番とも言えるモデルですね。僕も持ってます。
 

Roland KC-60

 同社のKCシリーズは数多く存在するのですが、本機の特徴はどういったところにあるのでしょう。
 
 
 

出力は?

 25cmスピーカー+ツィーターの「定格40W出力」です。
 
 

INPUT/OUTPUT方面は?

 マイク/ライン対応のチャンネル1と、ライン対応のチャンネル2/3の3チャンネル入力となっています。複数台のキーボードを接続できるので、ちょっとしたミキサー代わりにもなります。また、携帯音楽プレーヤーなどオーディオ機器を手軽に接続できるRCAピン・ジャックのAUX INも装備しています。

Roland KC-60(panel)
 
 
 
 さらに2バンド(パラメトリック)EQも装備しているので、使用環境に応じた音質調整が可能です。また本機では出力端子も装備しているため、メインのPAへ送ることもできます。他にも、録音に便利なラインアウトをはじめ、夜間などのモニターに便利なヘッドフォン端子も装備。

Roland KC-60(rear)


 
全体的な使い勝手はよい部類だと思いますよ。
 
 
 

個人的感想

 自宅やプライベート・スタジオなどの “個人使い”としてはほぼ問題ないと思います。ピアノやシンセサイザーなどキーボード全般の広い周波数帯をカバーし、どの帯域でも不足なく鳴ってくれます。歪みも少ないです。
 
 
 ただしライブ用モニターとして持参した際は、ステージ上で出力不足と感じた時が何度かありました。ボリュームはもちろん、EQも全てフルテン(→MAXレベル)にして鳴らしまくって、それでも聴こえないなんてことも。。
 
 
 原因は、おそらくステージ内の音量バランスが崩壊しているような “爆音バンド”だったのだと思います。そんなケースでは、そもそも大音量で対抗するという発想自体が間違っています。モニター(KC-60)をなるべく耳の近くに設置するとか、PAさんに相談して別の対策を提案してもらうとかして、リハーサル時に問題解決しておくべきでしたね。反省。。
 
 
 とはいえ、出力に余裕のある同社のKC-150を最初から持ってきていれば「安心感」はあります。そういう意味では、ライブ・モニター用途としてのKC-60は若干の不安があると感じています(あくまで僕個人の所感です)
 

 自宅使いのKC-60。あえてアイロンを置いたのは生活感を演出するためではなく “KC-60の大きさ感”を分かりやすく見せるため。のはずが、やはり生活感あふれる画になってしまいました。。
 
 
 

つぶやき的な

 KC-150の方が出力が大きいのでもちろん音は安定しやすいのですが、キャスターの付いていない15kg以上の機材(→KC-150)を運ぶのは大変なんですよ。。個人的にはKC-60の「持ち運びやすさ(軽さ)」、「出力(40W)」、「コストパフォーマンス」のバランスが気に入っているので、今後も、爆音バンドじゃないライブにはガンガン持っていきますよ!
 

 

 

ちなみに

 ライブ用のモニターとして使用する際は、(演奏時の)耳の高さにセットしたいところですね。そのような時は別売りのスピーカー・スタンド「ST-A95」等を取り付けて、最適な高さに設置することができます。
 

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仕様
■定格出力:40W
■スピーカー:25cm×1、ツィーター×1
■接続端子
    チャンネル1インプット・ジャック
    チャンネル2インプット・ジャック
    チャンネル3インプット・ジャック
    AUX INジャック
    ライン・アウト・ジャック
    サブウーファー・アウト・ジャック
    ヘッドホン・ジャック
■外形寸法:420(W)×410(H)×300(D)mm
■重量:13.5kg

 

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