キーボーディスト、脱初心者を目指す

ピアノ、シンセサイザー、オルガンとか鍵盤楽器もろもろ。関係ない記事もたまにあるよ

鍵盤系雑誌(休廃刊含む) 音楽

『キーボード・マガジン 2019 WINTER (No.403)』(リットーミュージック発行) ~YMO特集 Volume2

2019/01/06

 発売されて既に半月以上経つのですが、キーボード・マガジンの2019 WINTER号をようやく入手致しました! 年末は個人的に非常に忙しく、買いに行くヒマがなかったという言い訳なのですが。。

 

 
 内容はというと予告?通り、引き続きYMO特集号となっています。表紙は前号とあえて似せたデザインとなっており、赤/白メインのカラーリングはさりげなく年末年始感を連想させます。
 
 
 

特集記事・「楽器で巡るYMOサウンド」

 前号は「楽曲で巡るYMOサウンド」だったのですが、今回は字面通り “楽器”に焦点を当てた総力特集といったところでしょうか。前号でも十分、楽器(機材)面からアプローチした記事がみられたのですが、今回はさらに深く深く機材を掘り下げていく非常にマニアックな号と言えるかもです(笑)
 
 
 特集記事後半には、当時のYMOサウンド作りに携わった関係者のインタビュー記事なども掲載。YMOの音作りと機材について様々な視点から考察されている、非常に濃い内容の特集となっています。
 
 
 特に、自作サンプラーの「LMD-649」だけで丸々1ページ記事を組むなんて尋常じゃないマニアックさ(笑)。40年近く前の世に出回っていない機材をよく調べ上げました!といったところ。『カルトQ』の最終問題を思い出すわ。。
 
 
 

キーボード・バイヤーズ・ガイド2019

 年1回の恒例企画であり、『音楽活動をパワーアップさせるためのキーボード・バイヤーズ・ガイド』となっている特集記事です。内容はというと、各メーカーごとの代表的な現行キーボードがフルカラーで掲載されており、ハードウェア機材購入検討時の貴重な資料として使えると思います。
 
 
以下は、試奏レポート(および特集記事)が1ページ以上にわたって紹介されている機種です。

YAMAHA MODX6
Roland AX-Edge
Roland JUNO-DS76
NORD Nord Electro6
KORG Kross
CASIO CT-X5000

MOOG Grandmother
KORG Prologue
BEHRINGER Model D
SEQUENTIAL Prophet X
YAMAHA MONTAGE 6

NORD Nord Piano 4
KAWAI MP11SE
STUDIOLOGIC Numa Compact 2x
KORG D1
YAMAHA CP4 STAGE

SEQUENTIAL Prophet Rev2 Module
Roland SH-01A
ARTURIA MiniBrute 2

 
 今号でもいくつか新顔(新機種)が見られますね。
 
 個人的に気になったのが「YAMAHA MODX」。これは同社のMOXFの後継機種であり、フラッグシップ・シンセサイザー「MONTAGE」のテクノロジーを継承したハイブリッド・サウンドエンジン搭載の次世代シンセといった印象です。
 
 
 MOTIF直系の “生音系楽器も含めた高品位で使いやすい音色”を大量に積んでいながら、MONTAGE譲りの「Super Knob」なんかも搭載していて、ライブでの意表を突いたリアルタイム音色変化にも対応。これがこの価格帯で提供されるというのは本当にすごい時代になったものです。。

 

 

 

 あと、NordElectroも第6世代に突入ですか。。NordElectro5に引き続きキーボード・スプリットもできるし、サンプルシンセも充実ということで、同社のハイエンド・キーボード「NORD STAGE」との明確な境界線が分からなくなってきている印象ですね(笑)。もちろんいいことですよー
 
 
なお上記に掲載された一部のシンセは、付属のCDにてデモ演奏を聴くことができます。
 
 
 

読後のかんそう

 YMOはもちろんのこと、キーボード・バイヤーの記事でもそうですが、まさに機材大特集号という言うにふさわしい、機材マニアにとっては非常に濃ゆい内容の、待望の一冊と言えるでしょう(笑)
 
 
 これ一冊で新旧入り乱れたシンセサイザー/キーボードがかなり網羅されており、これからシンセを始めたい人はもとより、さらにマニアックに機材を追求したい、知識を深めたい人などにとって楽しく読めるのではないかと。
 

 

 また、廉価で場所を取らずなおかつ高機能化が止まらないソフトシンセ(プラグインシンセ)は今号では一切登場せず、ハードウェア機材のみに絞って紹介したというのも、近年の「ハードウェア機材回帰」のムーヴメントを読み取った実に本誌らしい作りだと感じました。
 
 
 本誌および他DAW系書籍などを参考にしつつ、昨今の多様化する制作スタイル/ライブスタイルに対応する、各人にぴったりくる機材を選びたいですね。
 
 
 
 関連記事(前号):
 「『キーボード・マガジン 2018 AUTUMN (No.402)』(リットーミュージック発行) ~YMO特集!

 

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