【アルバム】椎名林檎『逆輸入 ~航空局~』発売! ~2作目のセルフカバー・アルバム
2018/11/28
本日(2017年12月6日)、椎名林檎による2作目のセルフカバー・アルバム『逆輸入 ~航空局~』が発売されました。
デビュー当時からのファンである私も早速購入。購入先着特典である特製クリアファイル(A5サイズ)も付いてきましたよ。ちなみにこのクリアファイルですが、“絵柄はランダム”ということで数種類あるみたいですね。
『逆輸入 〜港湾局〜』(2014年5月リリース)に続く第2弾のセルフカバー・アルバムで、比較的最近に他のアーティスト(および舞台)に提供してきた楽曲をセルフカバーした音源が収録されています。
01. 「人生は夢だらけ」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 村田陽一
<高畑充希 出演・歌唱/かんぽ生命「人生は、夢だらけ。」CMソング2016.3月~>
02. 「おいしい季節」 作詞作曲 椎名林檎 弦編曲 斎藤ネコ
<栗山千明/シングル「おいしい季節/決定的三分間」2011.3.2リリース&アルバム「CIRCUS」収録曲>
03. 「少女ロボット」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 村田陽一
<ともさかりえ/シングル「少女ロボット」収録曲2000.6.21リリース>
04. 「暗夜の心中立て」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 村田陽一
<石川さゆり/シングル「暗夜の心中立て」2014.4.2リリース&アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>
05. 「薄ら氷心中」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 斎藤ネコ
<林原めぐみ/シングル「薄ら氷心中」収録曲2016.2.3リリース/TVアニメ「昭和元禄落語心中」オープニング主題歌2016.1-3月>
06. 「重金属製の女」 原詞 野田秀樹 作詞作曲 椎名林檎 編曲 名越由貴夫
<ICHIGO-ICHIE(深津絵里)/NODA・MAP第17回公演『エッグ』劇中音楽2012.9月>
07. 「おとなの掟」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 斎藤ネコ・椎名林檎
<Doughnuts Hole (松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平) /配信シングル曲2017.2.7 リリース/TBS系テレビドラマ「カルテット」主題歌2017.1-3月>
08. 「名うての泥棒猫」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 村田陽一
<石川さゆり/シングル「暗夜の心中立て」収録曲2014.4.2リリース&アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>
09. 「華麗なる逆襲」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 村田陽一
<SMAP/シングル「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」2015.2.18リリース&アルバム「SMAP 25 YEARS」収録曲/関西テレビ・フジテレビ系テレビドラマ「銭の戦争」主題歌2015.1-3月>
10. 「野性の同盟」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 名越由貴夫
<柴咲コウ/シングル「野性の同盟」2015.11.25リリース/テレビ朝日系木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌2015.10月~2016.3月>
11. 「最果てが見たい」 作詞作曲 椎名林檎 編曲 朝川朋之
<石川さゆり/アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲2014.4.23リリース/グリコ チーザ TVCMソング2014.6月~>
一聴後の個人的かんそう
あっという間に終わっちゃった印象ですね。クレジット見たらトータルで43:04か。。近年発売される音楽CDアルバムとしては確かに短めかも。
個人的に印象に残ったのは「おいしい季節」(Tr.02)と「少女ロボット」(Tr.03)の2曲。
「おいしい季節」はバンドで何度も(キーボードで)演奏したし、東京事変の解散ツアー『Bon Voyage』で演奏された弦のアレンジ(オブリガード)がほとんど変更されておらず個人的には嬉しかったです。DVD(ツアーBon Voyage)の巻き戻しを駆使して耳コピに励んでいたことを思い出します。
「少女ロボット」は本アルバム内で最も古い2000年初出の音源のカバーであり、これまたライブでも何度も演ったので思い出深いす。本アレンジではキーボーディスト・中西康晴さんのピアノと、スリリングなビブラフォン・ソロが聴きどころですね。
全体的に、椎名さんの書く曲は “椎名さん独特のメロディ・コード使い”といったものが感じられるものが多く(個人的には)、他の人に提供した曲でもそのいわば “匂い”から、椎名さんの曲と分かることがあります。今回セルフカバーしたことで、より「椎名さんによる椎名さんのための曲」というカラーが強くなった感じですね。
かんそうの続き
あと、「名うての泥棒猫」(Tr.08)でのヒイズミマサユ機氏による歯切れの良いクラビ・プレイは勉強になります。なおヒイズミ氏は「華麗なる逆襲」(Tr.09)ではウーリッツァーを弾いてますね。こちらのウーリッツァーは、ライブ時でのやりすぎ気味な(笑)“ヒイズミ節全開”の超絶プレイは抑えられ、バッキングに徹しているという印象。と思ってたら間奏ではサンバ風のアレンジを仕掛けてきたりして油断できないですね。。
どうでもいいですが、“ヒイズミマサユ機”の名でクレジットされている音源はすごく久しぶりに見たような気がします。
ツアーもあるんだよね
デビュー20周年を迎える2018年には、全国17会場・23公演のホールツアーが予定されています(3~5月)。ツアータイトルは『ひょっとしてレコ発2018』。もちろん僕も行けたら行きますよー
【2018/5/13追記】行って来ました!→「ライブツアー「椎名林檎 ひょっとしてレコ発2018」行ってきた! ~2018年5月12日@名古屋国際会議場センチュリーホール」