キーボーディスト、脱初心者を目指す

ピアノ、シンセサイザー、オルガンとか鍵盤楽器もろもろ。関係ない記事もたまにあるよ

音楽

TVCFで登場する鍵盤楽器あれこれ

2018/10/13

 電子楽器/鍵盤楽器(というか楽器全般)は、自動車や家電製品と比べるとはるかに市場規模が小さいため、商品そのものがTVCFで流れることは極めてまれです。
 
 
 でも他の商品のイメージを伝える小道具としてはちょいちょい登場しているんですよね。今回はそんなCMの中で(ちらっと)登場する鍵盤楽器をいくつか紹介してみたいと思います。最近のじゃないのも混ざっていますがご容赦を~
 
 

トヨタ シエンタ

<https://www.youtube.com/watch?v=1RHCEZ_IEkI>

 2018年秋からOAされている最新のCM。これは15秒スポットですが、ラストで渡辺直美さんが赤のショルキー(YAMAHA SHS-10)を掲げています。
 
 
 以前本ブログでも紹介したSHS-10ですが、これの発売は1987年。実に30年以上も前の楽器を起用しているんですよね。。おそらくは、目立つカラーリングでなおかつ軽い・取り回ししやすいという理由で選ばれたのでしょう。CMディレクターさんおよび楽器コーディネーターさん、GJです(笑)
 
 
 関連記事:「YAMAHA "SHOLKY" SHS-10 ~公式「ショルキー」![1987年]
 
 
 ちなみに、CM内で黄色のテープ?でマスキングされている部分には、本来だと「SHS-10」という製品名が描かれています。
 

 

 

マウスコンピューター「マウスバンド」篇

<https://www.youtube.com/watch?v=bNiUTPzSqr0>

 こちらは乃木坂46メンバーによるバンド演奏バージョン。若干昔のCM(生駒ちゃんもいるし)ですが、長い期間流れていたので目にした人も多いのではないでしょうか。
 
 
 ここでは、黒の「KORG RK-100S KEYTAR」が登場。見て分かるとおり、このCMの衣装や楽器は白、黒(あるいは中間のネズミ色)というモノトーンで統一されています。一般的には画面映えする “赤”ですが、ここはあえて “黒”を選んだのだろうなという感じ。
 
なお同キーボードは、現在では生産・販売終了となっています。
 
 
 

マウスコンピューター「ピッタリでチュウ」篇

<https://www.youtube.com/watch?v=AG1IutjZ_vI>

 同じくマウスコンピューターのCMですが、キーボードに関してはWurlitzer(ウーリッツァー。エレクトリックピアノの一種)となっています。しかも冒頭で楽器(およびグリッサンド奏法)のアップがありちょっとおいしい! とはいえ実際バックで流れているのはオルガン音色であり、鍵盤フリークから見ればズッコケものです。ズコー

 

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タマホーム(キュウソネコカミ篇)

<https://www.youtube.com/watch?v=BsdpmlR6BRE>

 キュウソネコカミは2009年に関西で結成された男性5人組バンド。このCMバージョンではメンバーが総出演しており、スタジオライブ映像といった趣きになっています。
 
 
 そして登場するキーボードは、キーボーディストのヨコタシンノスケ氏のトレードマークとも言える「Novation Ultranova」。同氏はこの機材を非常に使い込んでおり、キュウソのサウンドにも欠かせない楽器といっていいのかもしれません。

 

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XSOL & 坂本龍一「ソーラーコンサート」

<https://www.youtube.com/watch?v=TaHDsTMGgpw>

 こちらはかなり前のCMですね。XSOLというのは太陽光発電に関わる会社で、本TVCFは単なる自社製品宣伝広告としてではなく、音楽家・坂本龍一氏とのコラボレーションといった感じの映像になっています。
 
 
 特筆すべきはその機材のマニアックさでしょう(笑)。マニアックというか、おそらく坂本氏が長年愛用している私物なのだろうと予想します。超ビンテージのAKS社製シンセサイザーやLINN Drumなんて、いまどき購入はおろかレンタルしてくれる業者(あるいは個人所有者)を探すだけでも大変なはずです(笑)

 

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おまけ・銀のさら

<https://www.youtube.com/watch?v=Ui1UX-xrens>

 最後にとびきりマニアックなやつをぶっこんでみました。これは宅配寿司チェーンである銀のさらのCM。この映像でいうところの0分59秒頃から始まる、「TEISCO Synthesizer-100F」というシンセサイザーが超注目ポイントです! このシンセ、実は今から40年近くも前の鍵盤なのです。
 
 
 TVCFでここまで “アナログシンセサイザーらしい操作・演奏をしている”という映像もないですね。シンセマニアが食いつくというか(もちろん食いつくんだけど)、アナログシンセの非常にベタな遊び方を提示している映像に心が和みます。
 
 
 なおこの「S-100F」の後継機にあたる「S-110F」は以前本ブログでも紹介させて頂きました。『TEISCOって何やねん?』とか『このシンセ、気になる』という人はS-110Fの記事を読んでみてください。↓
 
 関連記事:「TEISCO S-110F ~TEISCOブランドの個性派アナログシンセ[1980年頃]
 
 
 

かんそう

 昨今、地上波のTVCF内で鍵盤楽器が大々的に登場することはほぼありませんが(銀のさらは例外)、ちょっとした小道具としてはたまに登場するので、機材好きの僕としては毎度楽しく見ています。
 
 
 その際、CM(楽器)コーディネーターさんが “どんな意図でキーボードを登場させようと思ったのか、あるいは何故その機種をチョイスしたか”を考察すると面白いですね。
 
 
 『どうせキーボードなんて全部同じだろ。適当なの選んどいて』という意図が垣間見えると、マニアには「わかってないな~」ってことになるんですよね、まあそれはそれで楽しいですけど(笑)
 
 
 特にシエンタのCMでは、“楽しい”をイメージさせる小道具の一つとして “キーボード”が選ばれたという意味で、キーボードの未来はひょっとしたら明るいのかもしれないなと感じました。

 

 

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