“シンセの聖地”・Five Gさんに行ってきた! @東京 JR原宿駅前
2018/11/25
先日、JR原宿駅前にある「Five G(ファイブジー)」さんに行ってきたのでレポートしてみたいと思います。もうここはマニアな人にとっては説明の必要が全くない「シンセ(専門店)の聖地」として世界的に有名です。実際僕が訪れた日も多くの外国人客が音出しを楽しんでいました。
とにかくお宝の宝庫といった感じで終始目移りしてしまいました。お店のスタッフさんに撮影(およびネットへのアップ)許可を頂いたので、写真に関しては100枚以上撮ったのではないかと思われます(本当にありがとうございました)。本記事では、その中のほんの一部の画像をアップさせて頂こうかと思います。
なお店舗情報(および展示楽器)は2017年4月現在のものです。価格も一部伏せさせて頂きました。最新の情報は店舗HPをご確認ください。
店舗HP→ http://fiveg.net/
Five Gさんはこちらル・ポンテビルの4Fに店舗を構えます。JR原宿駅から歩いてすぐ、竹下通りの入り口のほぼ隣りにあるビル内ですね。
エレベーターはビルに入って右奥にあります。いざ4Fへ。
いきなり店内写真で恐縮ですが、まず目に飛び込んできたのがこのモジュラー・シンセの塊! これだけでも相当な画力ですね。。
某PPAPのおかげで、2016年末あたりから地上波のTV番組等でも取り上げられる機会が多くなったRoland TR-808。通称「ヤオヤ」と呼ばれるそうです。20年以上前から知ってるし!(笑)
TR-909。こちらも美品ですね。実機を見るのはやっぱり20年ぶりくらい。
こちらはショーケース内のTB-303。TB-303やTR-808などが常時複数台ストックされているというのは、世界中のショップを探してもFive Gさんくらいかもしれませんね。
こちらは「Studio Electronics MIDIMINI」。いわゆるminimoogのラック版(MIDI版)です。かつては50万円近くの値が付いていたのですが、近年ではずいぶん値下がりしたのですね。。
関連記事:「STUDIO ELECTRONICS MIDIMINI(MIDIMOOG) ~前編・開発の経緯など」
KORG-700(ミニコルグとも)を発見。今となっては超貴重なシンセサイザーですね。
同じくKORGのボコーダーVC-10。レア度としてはMS-10やMS-20よりも高いかもしれません。
リンドラも発見! これはLINN LM-2です。
こちらはKORG MONO/POLY
今回最も驚いたのがこの「EMS Poly Synthi」。話には聞いていたのだけど、実機を見るのは初めてでした。
関連記事:「EMS Polysynthi ~モダンで奇抜な “幻のシンセ” [1979年]」
最近のシンセも取り上げてみましょう。これはDAVE SMITH INSTRUMENTSの「Prophet 12」。
同じくDAVE SMITH INSTRUMENTSの「OB-6」。そういえばオーバーハイムオリジナルのOBシリーズの展示は、この日は一台も確認できませんでした。
YAMAHA CS-30L。実機を見たのはこれまた初めて。
Mellotron(M4000D/M4000D mini)およびManikin Memotronのスタック。白基調で美しいです!(笑)
つまみがいっぱいの「Studio Electronics Boomstar SEM」。小型ながらなかなかの存在感ですね。
つぶやき的な
個人的にこのショップを訪れたのはかれこれ20年ぶりのことで、その頃はいわゆるテクノが大流行していて、機材的にはTB-303やTR-909が大きく脚光を浴びていた時期だったと思います。まーその時の興奮と感動は今でも忘れてないです。
今回の再訪に当たり、当時のような雰囲気が変わっていたら残念だな。。とか思っていたのですが、全く杞憂に終わりました。これだけのレアなシンセ群を生で目にすることができ、展示品の半数以上は音も出る状態にしてあったことに改めて感動しました。
専門のスタッフによって調整が施されたビンテージシンセの販売、独自技術によるハードウェア改造、アフターケア、海外製品の輸入販売など、お店のカラーは20年前も今も全くブレていませんね。アナログシンセ・マニアにとってはまさに聖地と言えるでしょう。一生に一回は訪れときましょう!
Five G Music Technology ファイブ・ジー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目17 神宮前1丁目14-2 ル・ポンテビル4F
http://fiveg.net/
03-3746-0861