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【雑誌】『キーボード・マガジン・プロフェッショナル』(リットーミュージック発行)

2018/11/24

 

 

 今回ご紹介する雑誌は、『キーボード・マガジン・プロフェッショナル』というキーボード専門誌です。発行はリットーミュージック。キーボード・マガジンの別冊として、1987~88年にかけて計4冊発行されました。キャッチコピーは「最先端キーボーディストのためのハイ・グレード・マガジン」
 
 
 VOL.1~4の全4冊が世に出ましたが、僕はVOL.1を持っています(※実際はVOL.1というナンバリングはされていない)。VOL.1はキーボード・マガジン(1987年)7月号別冊となっているのですが、僕はたまたまその7月号も持っていたことに気付きました。珍しいので横に並べてみましたよ!

 

Keyboard magazine-professional vol1
 
 右が「プロフェッショナル(VOL.1)」の方です。ちなみに教授(若い!)の着ているシャツがどちらも同じに見えます。まとめて撮影したのかもしれませんね。
 
 
 

(当時の)キーボード・マガジンとの違いは?

 VOL.1を除いて、他3冊の表紙のデザインはほぼ同じと言っていいですね。いかにも80年代風のキーマガといった感じです。主な相違点を挙げてみましょう。
 
 
製本方法
 「プロフェッショナル」の方は背表紙があります

Keyboard magazine-professional vol1

 

定価
 「月刊キーボード・マガジン(1987年7月号)」が480円に対し、「プロフェッショナル(VOL.1)」は1,500円と、3倍超の定価でした。ちなみに「月刊~」と比べるとカラーページは少なく、広告も少なめです。
 
 
内容
 「プロフェッショナル」の方は、当時の機材(主にサンプラー)の使いこなし方について詳細に記述されています。機材中心ですね。逆に機材以外の記事(インタビュー、ライブレポート、演奏ノウハウ、スコア等)のページの比率は低いです。
 
 
 

個人的つぶやき

 本誌は月刊誌よりも3倍の価格であり、扱っている内容も当時の(比較的高価なプロ仕様向け)機材がほとんどであることから、文字通り「プロ向け」(あるいはプロを目指す人向け)を対象としていたのかもしれません。
 
 
 逆に当時の最先端機種を手に入れた人にとっては、月刊キーボード・マガジンだけでは情報量的にもの足りず、こういった「機種ごとの詳細な使いこなし特集」を組んだ雑誌が望まれていたのだと思います。
 
 
 80年代当時は手に入れられる情報も限られていたし、愛好家同士の情報交換も今より簡単ではなかった時代です。この「プロフェッショナル」は貴重な情報ソースの一つだったのでしょう。
 
 
 

おまけ

 ちなみにキーボード・マガジンの別冊的なものには、「キーボード・マガジン SOUND SPECIAL」という、これまた別コンセプトのシリーズもリリースされていました。そちらは別の記事にしてみましたのでよろしければどうぞ。
 
 
 関連記事:「【カセット】『キーボードマガジン SOUND SPECIAL』

 

 

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