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バンドマン目線でアニメ「けいおん!」を全話観てみた

2018/02/20

 今さらながら「けいおん!」(アニメ)を観ましたよ。
 
 メンバーが演奏する実在の楽器(ギブソン・レスポールやレフティ用のベース)が有名になったり、ガールズバンドが流行ったり、軽音楽部入部者が増えたりと、社会人も含めたアマチュアバンド界に与えた影響は大きく、当時社会現象にもなりましたね。特にローソン界隈でよく目にしました(笑)
 
 
 バンドをやっている人だったらほぼ説明の必要はないかもしれないけど、僕は2016年の現在までちゃんと見たことがなかったので、いい年した中年男性が改めてアニメを全編見たのですよ。時間もそこそこかかったのだけど、結構楽しく見られてあっという間でした。
 
 
 なお「けいおん!」そのものをほとんど知らない方は、Wikipedia等で詳しく書かれているので先にそちらをご参照ください。
 
 
 
鑑賞した全内容はこちら

第1期:全14話(本編12話+番外編2話)・・・2009年放映
第2期:全27話(本編24話+番外編3話)・・・2010年放映
映画「けいおん!」          ・・・2011年公開

もう6~7年とか経つのね。。
 
 
 

個人的感想

 あずにゃんではないが、「もっと練習しましょうよ!」という感じのゆるい展開がほとんどですが、劇中曲がきちんと作り込んであって驚きました。割とストレートなロック調が多いんだけど、上手すぎる演奏と、唯ちゃん感性のノー天気な歌詞(笑)がいい感じのバランスで心地よいです。
 
 
 
あと、初心者(特にギター)がつまづきやすい音楽記号やコードの練習とか、つい深夜まで熱中して練習してしまうところなどは「バンドマンあるある」として丁寧に描写されていて楽しめました。
 
 
 

個人的感想(その2)

 さらに驚いたのがアニメの描写と実際の演奏(押さえてる指とか)がだいたい合っていること。これって、

 実際に楽器を演奏したことのない人にとっては意外と気付きにくい

 
ことだと思います。正直、僕は鍵盤以外のパートの演奏についてはそんなに詳しくないのですが、おそらく放課後ティータイム名義で世に出ている音源も、「その機材では出すのが不可能な音」は過剰に入れていないのだろうなと思います。あくまで推測だけど。あOP・ED曲は除くね。
 
以下、“アニメの描写と実際の演奏”についての具体例を一つ挙げてみましょう。
 

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けいおん!! オープニング映像より画像引用/©かきふらい/芳文社・桜高軽音部・TBS

 第2期後半のOPより。曲は『Utauyo MIRACLE!!』ですね。曲オープニング(=サビ)の一部分をウラ拍でバッキングしている映像が確認できます。ムギ先輩の手元を注目してみると、右手で「ソ シ♭ ミ♭」を押さえていますことが確認できます(ちょっと見にくいけど)。
 
 
 映像ではベース音(左手)は省略されているように見えますが、コードを聴き取るにこれは「Cm7」コードに当たります。実はこれ実際に弾いてみるとピタリと合致するんです! しかもルート(C)は省略しているというお洒落っぷり(笑)。作り込み具合に脱帽です。。
 
 
 こういった “ほとんどの人が気付かないであろう”細かい作り込みが、楽器演奏経験者層まで取り込んだのかも。。作中で音楽そのものに関する言及は少ないけれど、ゴリゴリに音楽をやっている人向けに重心を置いて制作していたら、ここまで大ヒットはしなかったのかもしれません。
 
 
 

まとめ的な

 “登場人物が皆仲良しで毎日を楽しんでいる、たまに音楽(練習)もやる”、みたいなふわふわした感じがかえってよかったのかもですね。個人的には、メンバー間の確執(これもバンドあるある)とか執拗に描写されても嫌だしね。。学生バンドだし、仲良しなのは大切。
 
 
 バンドに興味を持ち始めた若い子がいたら今でも全話鑑賞をオススメしたいです。なお鍵盤奏者ならではの視点で別記事を起こしてみたので、もしよろしければ読んでみて下さい。
 
 
 関連記事:「キーボーディスト目線でアニメ「けいおん!」を観て考えた

 

 

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