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新東名高速道路 浜松SA「MUSIC SPOT」(ヤマハ)行ってきた!(2018年秋) ~“音”の体験展示スペース

2018/11/28

 

 

 先日、東京に用事があって名古屋から高速バスに乗って向かったのですが、静岡での途中休憩の際に偶然面白いスポットに立ち寄ったので簡単にレポートしてみたいと思います。
 
 
 その施設とは、新東名高速道路 浜松サービスエリア(上り)内にある「YAMAHA MUSIC SPOT」。NEXCO中日本、中日本エクシス、浜松市文化振興財団、ヤマハ株式会社の4社共同で行っている、さまざまな “音の体験展示”がされているスペースですね。

 

 
 なお浜松市といえば楽器メーカーとして有名なヤマハ(株)の本社が置かれている街でもあり、この施設でもヤマハさんの楽器等が展示されています。
 
 
 それでは早速紹介してみましょう。なお以下情報は2018年秋現在のものです。最新の情報は公式HP等からご確認ください。
 
 
 

新東名高速道路 浜松SA「MUSIC SPOT」

 浜松SAは「NEOPASA浜松」という名前が付けられており、フードコートなどをはじめいくつかの店舗・施設も入っています。
 
 建物外壁の一部には鍵盤のデザインが取り入れられてたりして、いかにも “音楽・楽器のまち”といった雰囲気を出してますね。撮影日は曇天で、ぱっとしない画になってしまったのが残念。。
 
 

さっそく施設スペースに入ってみましょう。入口の床デザインからして相当オシャレ(笑)
 
 

 施設内は全体的に白基調の上品な雰囲気に仕上がっています。ちょっとしたテーブルもあり、休憩ラウンジとしても利用できそうですね。ちなみに上画像にも写っている椅子は、休日に行われるミニコンサートの客席椅子としても使われるそうです。
 
 

 「SOUND LAB.」の一角には2台のシンセサイザー(YAMAHA reface CS)が設置されており、各人が自由に音出しをして振動や波形などを確認することができます。これは音の原理ならびにシンセサイザーの基礎知識まで学べる、本施設ならではの目玉展示だと思われます!
 
 
 ここのシンセサイザー・ブースは個人的に気に入ってしまったので、ちょっと詳しく触れてみましょう。
 
 

 向かって右側のシンセにはオシロスコープが接続されており、波形の変化を視覚的に把握できます。シンセの左側には、3種類の波形(サイン波、方形波、ノコギリ波)を選択するボタンが並んでおり、シンセサイザーの知識がなくても簡単に音の変化を体感することができます。
 
 

 試しに一番上のボタン(サイン波)を選んで、鍵盤をちょいと押してみましょう。おお! 波形を表示するオシロスコープがちゃんとサイン波を示してますよ! いまさらですが結構感動しますねこれ(笑)

 

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壁面にはヤマハのこれまでのスピーカーの年表的な図がオシャレに描かれています。
 
 

実際、オーディオ・スピーカーも展示されていました。
 
 

 続いては音の響き、変化などを体験できるブースに移動。ここも何やら楽しそうですね。左から順に見てみましょう。
 
 

 こちらは「音の響き」の違いをボタン一つで切り替えて聞き分けられるブロック。いわゆるエコーやリバーブなどが、日常の分かりやすいたとえの図とともに確認できますね!
 
 

 お次は「音の変化」。音の変化といっても色々あるのですが、ここでは小難しく言うと、ピッチ操作、パンニング、モジュレーションによる再生音の変化が体験できます。
 
 

 こちらはいわゆるミキシングの操作体験ブロック。各楽器パートの音量をフェーダーで調整し、音のバランスを調整できます。
 
 

 グランドピアノも設置されていました。もちろん演奏も自由。実際、ピアノを習っていると思われる小学生の子とかが、代わる代わる音出しを楽しんでいました。
 
 
 前述したように、このピアノはこの場でのミニコンサートでも演奏されます。そういえばちょっとしたステージ(段差)も確認できますね。
 
 

 ちなみにこのピアノはただのピアノではなくて、ヤマハさんが展開する「トランスアコースティック™ピアノ」なんですね。これは何かというと、アコースティックピアノでありながら電子音を鳴らすこともできて、かつ音量調節も可能なピアノなのです。

 

 

 

かんそう的な

 たまたま上京する際の手段として高速バスを利用し、たまたま新東名 浜松SA(上り)で休憩停車し、たまたま建物内をぶらぶらしたことなどの偶然が重なり、たまたまこの施設に訪れることができました。いやほんとラッキー(そもそもこのような展示スペースがあるとは今まで知らなかった。。)
 
 
 施設内容としては、子供にも興味を持ってもらいやすいよう体験型の展示を組み込んだり、平易な文章で解説されていたりと、気軽に “音”の仕組みが学習できる小スペースといったところ。〇〇市立科学館みたいな大がかりな感じではないですが、音にちょっとでも興味があれば子供から大人まで楽しめる施設だと思いますよ。もちろんミニコンサートがある日を狙って行ってみるのもいいですね。
 
 
 ちなみに浜松SAの下りには、同じくローランドのMUSIC SPOTなる施設もあるそう。今度は東京→名古屋の帰りの便でもバスに乗ってみよう(ただし浜松SAで休憩停車するかどうかは不明なのだが。。)
 
 
 
 
新東名高速道路 浜松SA「MUSIC SPOT」(NEOPASA浜松 上り)
〒434-0005 静岡県浜松市浜北区大平36
https://www.yamaha.com/ja/about/community/music_spot/
営業時間 8:00~20:00

 

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