冬季ライブでの演奏前ウォーミングアップを考える
2018/11/25
本記事を書いているのは年末なのですが、今回は冬季でのライブにおけるウォームアップについてお話してみたいと思います。
まあさすがに真冬の野外というのはそうそうないのですが(→あっても全力で断るw)、ライブハウスの楽屋なども、冬は結構冷えてたりします。ステージ上は冬でも割と温度高いんですけどね。実際、年中Tシャツで歌ってるボーカルさんとかも多いです。
鍵盤弾きにとって、本番前に指を暖めて血行を良くしておくというのは非常に重要です。特に細かく指を動かす曲が序盤に来ると、冷えていると思うように動いてくれません。
ではどのような対策が有効なのでしょう、自分なりに考えてみましたよ。
【案その1】・本番直前まで鍵盤を弾く
これはウォーミングアップとしてはなかなか理想的な手段ですね。直前まで間違いやすい箇所のおさらいを兼ねることもできます。楽屋に簡単なキーボード・セットを設営し、ひたすらハノンとかスケール練習などをするのが効果的です。
そうはいっても楽屋も他のバンドさん(および機材)たちが大勢いますし、ウォーミングアップのためだけに鍵盤を広げるのは、空きスペースの観点から実際のところ難しいです。ギター/ベースさんは実際の楽器を使って割と省スペースでウォーミングアップできるし、ドラマーさんは雑誌をパタパタやってるし、いいなーと思います。
とはいえ、両手同時での練習は難しいという制約はあるのですが、(練習のためだけの)37鍵あたりのコンパクトなMIDI鍵盤を持ち込むというのもありですよ。あと、携帯鍵盤(※音は出ない)なるものも販売されています。
【案その2・使い捨てカイロを使う】
手っ取り早く指(手)を暖めるのには効果的ですね。本番直前まで手袋をして、その中に小型のを仕込ませておくと割といい感じです。
【案その3・足湯ならぬ「手湯」】
もっと本格的にやるのだったら、ポットのお湯を洗面器とかに入れてその中に手を浸すという手段もあります。これは血行促進のためには結構よくて、荷物は増えるし手間は思いっきりかかるけど、寒冷地でのライブでは特に有効です。
そうやって考えると、直前に風呂に浸かるのが究極なのかもしれません。やっぱ局部的に血行よくしてもすぐに冷えちゃうしな。
まとめ的な
僕が昔住んでいた長野県・松本では、厳寒期(2月頃)のライブハウス楽屋内もほぼ氷点下という状況もありました。すきま風もガンガン入ってきて寒かったな~。他にも冬季での指保温のための有効な手段などあったら、こっそり教えてくださればリアルにうれしかったりします。
ちなみにタバコを吸ったりすると、末端の血行が悪くなってどんどん指先が冷えてくるんですよね。。だったら吸うなってゆうことなのですが。。