【Vol.35】YAMAHA LG-100 ~良質スタンドでスタンドプレー(追記あり)
2018/11/23
今回ご紹介するのは、YAMAHA LG-100というキーボード用スタンドです。現在は生産終了となっています。
このLG-100、個人的に非常に気に入っていて、購入から20年近くが経つのですが、今でも自宅使いおよびライブ時のメインスタンドとして大活躍しています。形状はいわゆる4本脚型です。高さや横幅も調節可能です。
YAMAHA LG-100(※オプションのLGA-100装着)
ULTIMATEのような見た目の派手さはありませんが、機能的なところからか、プロのライブでも非常によく見かけますね。
LG-100のいいところ
僕みたいな座奏派としては、足元が広く使えるこのような4本脚スタンドが使いやすいです。ライブ時に88鍵盤のマスター・キーボード(ステージ・ピアノ)を乗せると仮定して、複数のサスティンペダル、ボリュームペダルを置いても余裕のスペースです。
また、同じようなデザインのキーボードスタンドは数あれど、この機種のように必要十分な剛性・強度を備えていて組み立てやすいとなると、意外とないんですよね。
なお一度高さを決めてしまえば組み立てやすいのですが、ライブなどで急きょ高さを変えなければいけない時などは、高さ調整はちょっとだけ面倒です。
二段鍵盤用のアタッチメントも秀逸!
本製品の魅力は、オプションで、二段にするためのアタッチメント(LGA-100)が取り付けられるところにもあると個人的には思います。一般的な二段用スタンドとなると、上段と下段の高さの差が大きいものが多いのだけど、これは上下の差が少なく手の移動がしやすいのです。また、角度も調節できます。
引退。そしてKST-1Bへ…
そんなLG-100(およびLGA-100)、ずいぶん長い間販売されていたのですが数年前に生産終了となり、後継機でありほぼ同型のKST-1Bにバトンタッチしました。おつかれさんしたー
ここまではよかったのですが、現行のKST-1Bは、LG-100用の二段アタッチメントが物理的に取り付けられません。しかもアタッチメントの後継機種は2016年末現在もありません。ついでに開発のアナウンスもありません。つまりKST-1Bは1段のみで使いなさい、ということです。
何故そんな意地悪をするんだいYAMAHAさんよ。。
個人的つぶやき
二段鍵盤でセッティングするプレーヤーの需要が少ないってことなのでしょうか。。非常に残念であります。YAMAHAさん、今からでも遅くないのでKST-1Bのアタッチメントの発売検討、お願いします!
【2017年4月25日追記】
そのKST-1Bなのですが、2017年4月現在、ヤマハのHPからは既に「生産完了品」となっていることを確認しました。これの直系の後継モデルはあるのでしょうか。。見当たらないような気もしますが。。引き続きメーカーからのアナウンスを待ちたいと思います。