『旅するイタリア語』の新シーズンが始まりました!(2017年10月よりNHK Eテレにて放送)
2018/11/26
2017年10月からNHK Eテレにて新シーズンの『旅するイタリア語』が始まりましたね。
旅するイタリア語
イタリアのファッションが大好きなバイオリニストの古澤巌さんが、コトバを学びながら旅をします。舞台はナポリやアマルフィなど南イタリア。ピッツァやパスタなどの本場グルメを堪能し、絶景も体感。一緒に旅をしている気分を味わいながら、会話も上達しますよ!
【放送時間】
放送: 火曜日(月曜深夜) 午前0:00~0:25
再放送:水曜日 午前6:00~6:25
※NHKゴガク『旅するイタリア語』より引用
前シリーズである2017年度上期は2016年度下期をそっくりそのまま再放送したものであったから、実質的に1年ぶりの新作といったところですね。番組名が変わっていない点が個人的にはちょい気になるところですが、どのような内容になっているのでしょう。とりあえず10月3日の初回放送を見た個人的感想をつづってみたいと思います。
古澤巌さん&マッテオ・インゼオさんコンビ
前シーズンの “旅番組路線”をそのまま継承する内容。“旅人”はバイオリニストの古澤巌さん、現地でナビゲートするのはイタリア語教師のマッテオ・インゼオさん。要するに前シーズンの “東儀秀樹さん&エヴァさん”のコンビが上記の2人に入れ替わったという感じですね。やっぱりそうなるかー。番組構成もほぼ同じであり、ダヴィデくんとモナリザさんが登場する文法コーナーも引き続き登場しました。
古澤巌さんといえば、前シーズンにて東儀さんらとイタリアでコンサートを行っており既に同番組にはデビュー済。相方のマッテオさんは長年にわたってNHK教育系列のイタリア語番組に登場している、昔からの番組視聴者にとっては非常によく知られる「先生」であります。
ちなみにマッテオさんは、文法コーナーのダヴィデくんの声も引き続きご担当されているようで、本編出演に加え声の収録と八面六臂の活躍ですね!
旅の舞台
イタリア南部・カンパニア州にある3つの街(ナポリ、アマルフィ海岸、ベネヴェント)をめぐる旅だそうで、前シリーズのローマ+北イタリアの旅から南イタリアへ舞台が移ったことになります。これはいいですね。イタリアは南北で大きく習慣や住んでいる人(のキャラクター)も違うので、画的にも変化が生まれそうです。
旅のスタートなるナポリは南イタリア最大の都市であり、周辺には有名な観光スポット(ヴェスヴィオ火山やポンペイの遺跡、カプリ島など)を擁しています。
アマルフィ海岸は「世界一美しい海岸」と呼ばれることもある世界的な景勝地・リゾート地であり、海岸線の斜面に張り付くように小さな町が点在している風景はテレビでも映えると思います。織田裕二主演の映画『アマルフィ 女神の報酬』(2009年)で日本でもちょっとだけ有名になりました。
ここからはひとりごと
初回放送を見た限り前シリーズと大きな番組構成の変更は見られなかったので、前回の雰囲気同様に『南イタリアも旅して欲しいな~』という視聴者にとっては待望の新シーズンといったところでしょうか。半面、以前のようなスタジオ収録での「語学番組」を期待していた人にとっては、ここからまた辛抱の一年になるかもしれません(笑)
それにしても今回の旅人である古澤巌さんのキャラクターはいいですね! 明るい! 無邪気。これくらいカメラ前ではしゃいでもらえると担当ディレクターもさぞかし助かったのではと推察します(笑)。いや東儀さんも真面目な雰囲気が番組に落ち着きを与えていてよかったのだけど、今回は陽気な南部ということで、出演者も明るい人をチョイスしたのは正解だったと個人的には思いますよ。
それにしても今回は客観的に見れば「陽気なオッサン二人旅」ですよね。。華のあるアシスタント的な女性が途中から合流するという展開があってもいいかも。。今後の番組内容に注目しましょう。
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