【電子書籍】『ヒロヒロヤのミュージシャン生活 (キーボード・マガジン) 』
2018/11/28
今回ご紹介する本(といっても電子書籍のみですが)は、ヒロヒロヤ著の『ヒロヒロヤのミュージシャン生活』です。出版はキーボード・マガジンでおなじみのリットーミュージック。初版(リリース)は2015年4月。
これは「キーボード・マガジン」誌上および、そのウェブサイトで連載されていた『ヒロヒロヤのキーボード生活』『ヒロヒロヤの(新)キーボード生活』をまとめた電子コミックであり、キーボーディストである著者の自らのネタを「1ページ漫画」にしたものですね。フルカラーです。
著者であるヒロヒロヤさんはプロのキーボーディストということで、プロの現場ならではのネタもあるのですが、これ普通にアマチュアのキーボーディストが読んでも面白いですね! もうホント、キーボーディストじゃないと共感できないような “あるあるネタ”をガンガンぶっこんでくるので、その筋の人は思わずくすりと笑かされること間違いなしです。表紙からして炎のコマです。
個人的に特に共感したエピソードをいくつか挙げてみましょう。本作はマンガ(絵)の面白さがメインだと思うので(たぶん)、重大なネタばれにはならないっすよね!?汗
・ライブ本番中に音を消して練習する(→そしてボリュームを上げ忘れる)
・ライブ中のミスは案外客にはバレてない
・ペダルが効かない(→挿す所を間違える)
・鍵盤弾きが集まって機材の話題になると「重さ」の話になる
・演奏中にペダルがずれていく
・立つより座る方が演奏のクオリティは高い
・サスティンペダルが家にいっぱいある
そうなのよ!! よくぞ取り上げてくださった。さすが分かってますね!(偉そうに)
つぶやく
本ブログでも様々な「キーボーディストあるある」ネタとかを扱ってきたのですが、ネタ元としてちょっとかぶってるものもありますね。もちろん自身のブログの文章は毎回独自でひねり出しているので、断じてパクってはないです(マジで)。というかマンガ絵が既に面白いので、仮にキーボードネタじゃなくても十分面白い作品が描けるのではないかと感じました。
本著は同業者(キーボーディスト)から見れば思わず笑ってしまうエピソードの宝庫であり、たとえバンド(あるいは楽器)未経験者であっても「よく分からない部分もあるけど何やら楽しそう!」という雰囲気が伝わってきて、音楽好きであれば誰でも楽しめる本といった感じですね。
Kindle Unlimited対象(→月定額で電子書籍読み放題)でもあるので、お気軽に一冊いかがでしょうか。