鍵盤楽器・シンセの修理は高額になりがち。要注意!
2018/11/20
電子ピアノにしてもシンセにしても、使っているうちに故障することがままあります。ライブ使用など、移動したり環境が変化したりがあると壊れやすいですね。
例えば。。
・鍵盤が押したまま戻ってこなくなった
・電源は入るけど音が出ない
・落下させてしまい、電源すら入らない
などなど。
基本的に電子楽器は自分で治すことが困難なので、販売店もしくはメーカーに修理を依頼することになります。でもって保証期間が過ぎたものは有償修理になります。当たり前ですが。
この有償修理というのが、家電とかと比べ、楽器の場合、一般に高額になりがちなので心の準備をしておいて下さい。
私の若い頃のお話...
僕も過去、若気の至りでライブ中に鍵盤を1本折ってしまったことがあるのですが、その時の修理代が、確かもろもろ含めて1万円ちょっと。ちょっと色々あって無償修理はききませんでした。ちなみに本体は新品で買った20万位のシンセで、使用後半年くらいの状態。消費税は5%の時代です。
内訳は、、
・部品代(鍵盤1本) 4,000円
・工賃(1h/2,000円) 4,000円(2h)
・諸経費 2,000円
・消費税 500円
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合計 10,500円 + 配送費(実費)
・・・って、鍵盤1本4,000円て何やねーん!
諸経費って何やねーん! ナンヤネンー! ( `Д´)ノ
上記例はあくまで私が若かりし20年くらい前の時代なので、 今の相場とは若干異なるかもしれません。あしからず。
内部が壊れるともっと高額になることも!
とはいえ、シンセの液晶部分や内部の基板方面の修理だったりすると、その部品にもよりますが、やはり数万円の出費を覚悟しておいた方がよいでしょう。
さらにいわゆるビンテージものの修理となると、べらぼうな出費の覚悟が必要です。パーツが手作りなんてケースにもなることもあるらしいです。ビンテージの場合、修理不能という診断がされることも多く、もし修理可能ということであればたとえ高額でも幸いと思うべきかもしれません。。
ちなみに、押した鍵盤が押されたままの状態になっている時は、鍵盤上部がつっかえてる場合がよくありますので、その際は上を押せば戻ることが多いですよ。
まとめ的な(しみじみ)
楽器は大事な相棒、愛情を忘れ、強くひっぱたけばそりゃ壊れやすくもなります(汗)。くれぐれも周りの雰囲気とか一時の感情におぼれず、普段通りにやさしく取り扱ってあげてください。
ちなみにメーカーから各種パーツ(例:鍵盤1本、ツマミ1個とか)を取り寄せることは、今も昔もどのメーカーであろうと一般的に不可なんですよね。簡単な修理ならば自分でやってしまいたい衝動に駆られるのですが。。
『素人が勝手に本体をバラすな』というのは分かるのですが、そのためだけに部分取り用の同機種を(ヤフオクのジャンク品などから)入手しなければいけないわけで、この辺りはちょっと面倒です。多少割高でもいいので各部品(せめて外部パーツ)をメーカーから提供してくれれば助かるのにな、と思ったりします。もちろん作業は自己責任でやりますんで(以上ひとりごと)