キーボーディスト、脱初心者を目指す

ピアノ、シンセサイザー、オルガンとか鍵盤楽器もろもろ。関係ない記事もたまにあるよ

2000年代~' Roland 楽器・機材【Vol.〇〇】

【Vol.241】Roland BK-3 ~学校教育向けバッキング・キーボード!

2018/07/21

 今回ご紹介するキーボードは比較的新しいですね、ローランドが2013年に発売した「BK-3」という機種です。これは教育現場での使用を念頭に置いて開発されたという、学校用キーボードという趣きの一台となっています。2017年7月現在、現行製品となっていますね。

 

Roland BK-3

 

 個人的には教育用キーボード×ローランドという組み合わせはいまいちピンと来なくて、ちょっと興味があったので今回記事に取り上げさせて頂きました。なお本機のBKとは「バッキング・キーボード」の頭文字らしいので、伴奏用途が主なのかな?とも推測できます。ちなみに色はブラックの他にもホワイトもあります。
 
 
 

概要

 7.5kgという今どきの軽量ボディに、多種多様な音色と世界中のリズム・スタイルを搭載した61鍵キーボード。ステレオスピーカー(7.5W+7.5W)を内蔵しておりすぐに音を出すことが可能です。またUSBメモリー端子も備え、WAV/MP3のオーディオ再生やSMFデータの再生が可能となっています。
 
 
 学校での使用としては、多彩な音色を生かした器楽での合奏や、タッチ・センス対応鍵盤でちょっとした合唱の伴奏にも使える、といったところでしょうか。
 
 
 

内蔵音色

 ピアノ、オルガン、アコーディオンなどの鍵盤楽器の音色はもとより、トランペット、フルート、バイオリンなどの管楽器・弦楽器の音色も幅広く網羅。他にもドラムセットや、オーケストラ向けの打楽器(ティンパニーなど)も収められていますね。総内蔵音色数は904音色(含:ドラムセット52)にも及ぶそうです。
 
 
 なお音源はGM2、GSフォーマットに対応しており、同時発音数も余裕の128音! サンプリングされた音色は今どきの高品位なものであり、普段目にすることがない珍しい民族楽器の音色なども入っているため、学習の際にイメージがつかみやすくてよいと思います。
 
 
 

自動演奏について

 自動演奏のリズム・パターンは250種類収録。器楽合奏にも取り入れやすいポップス、ロックといった基本的なリズムはもちろんのこと、ジャズ、ラテン、中近東などのエスニックなリズムなどなど、世界中のパターンが収められています。

 

 

 

内蔵スピーカーについて

 口径10cm×2のスピーカーを搭載。定格出力 7.5W×2となっています。7.5Wは個人が部屋で使う分には問題ないと思いますが、器楽でのいわゆる合奏においては、本機のスピーカーのみで鳴らすのはちょっと厳しいケースもあるかなという感じです。1クラス単位での体育館での合奏コンクールといったケースでは、まず別途スピーカーは必須でしょう。
 
 
 なお出力端子はリアパネルにある「PHONES/OUTPUT」の一つのみ。ヘッドフォン端子はパネル前面に配して、メインのアウトプットとは別にした方が現場では使いやすいのでは?と思わなくもないです。
 
 
 

データ保存メディアについて

 本体にUSBメモリー接続端子を装備しており、WAV/MP3などのオーディオ・データを再生することができます。ちょっとしたイベントBGMや劇伴などの音出しに重宝しそうですね。
 

Roland BK-3(rear)
画像引用元:https://www.roland.com/jp/products/bk-3/features/
 
 
 
 また本機で演奏したデータはUSBメモリー内に保存することができます。このUSBを関係者内に配布したり、データを取り出してインターネットで共有することも可能ということで、実に2010年代っぽい感じですね(笑)。またこのUSBメモリを利用して、本機BK-3のみでオーディオ録音なんてこともできるそうです。
 
 
 

つぶやき的な

 学校教育向け鍵盤といっても色々あると思うのですが、本機は今どきの小学校や中学校の音楽室に1~2台置いてある電子キーボードと見ていいのでしょうか? まあ教育用キーボードというのも大昔から存在していたのですが、今の時代だと非常にリアルな音色が鳴らせるということで、各種楽器(の音色)のイメージを把握しやすいという意味では、今の子供たちは恵まれてるなーなんて思ったりします。
 
 
 実勢価格も5万円(税込・2017年夏現在)辺りからになっているようで、以前本ブログでも紹介した「YAMAHA SDXシリーズ」などと比較すると購入しやすくなったと言えるでしょう。
 
 
 とはいえ個人的に思うには、上記のSDXみたいにパネルの印刷文字が日本語表記だと面白かったのにな~ですかね。今どきの小学校は以前よりも英語教育にも力を入れているとのことで、「日本語に甘えるな」という国からの指針みたいなものが存在していたかもしれません(笑)。ただしLCDディスプレイの音色名表示は一部日本語(カタカナ)表記となっていて、ここは納得の配慮ですね。
 

→ サウンドハウスで「Roland BK-3」の価格をチェック

 
 
 
 関連記事(教育つながり):
 「YAMAHA SDX2000/SDX3000/SDX4000 ~学校教育用シンセサイザー
 「KORG MS-20 壁掛けモデル ~教育用に作られた激珍シンセサイザー
 「YAMAHA HD-200 ~合奏指導向けキーボード “ハーモニー・ディレクター”
 

仕様
■鍵盤:61鍵(ベロシティ対応)
■最大同時発音数:128音
■対応フォーマット:MIDI GM2、GSフォーマット、XGlite
■パート数:2パート(アッパー、ロワー)+16パート(ソング)
■内蔵音色:904音色(ドラムセット52、効果音セット1含む)
■内蔵スピーカー:10cm×2(定格出力 7.5W×2)
■外形寸法:1044(W)×129(H)×317(D)mm  ※譜面立てを外した場合
      1044(W)×318(H)×408(D)mm  ※譜面立てを付けた場合
■重量:7.5kg
■発売年:2013年

 

関連記事および広告

関連記事および広告


-2000年代~', Roland, 楽器・機材【Vol.〇〇】