「Ayer☆(アイレ)」さんのライブを鑑賞させて頂きました ~@長野県安曇野市
2018/11/28
昨日(2017年11月12日)、友人が主宰するトラックメイカーユニット『Ayer☆(アイレ)』のライブを観に長野県安曇野市に行ってまいりました。
Ayer☆さんは2004年に信州で結成された、ヴォイスの “MC Mystie a.k.a. ふま”さんと、ピアノの “chuwone(ちゅ~わん)”さんからなるユニットであり、現在では全国へと活動を広げています。
それに加え今回のライブではアフリカンパーカッショニストの塩澤大地さんおよび、スペシャル・ゲストとしてペインティング・アーティストであるHIROさんが(演奏中に)即興で絵画を描くという編成になっているとのこと。僕は事前に音源や動画等では全く聴いたことがなく、今回まっさらな気持ちで鑑賞させて頂きました。さっそくレポートしてみたいと思います。
今回の会場となった安曇野市豊科美術館。こちらの多目的ホールにて今回のコンサートが開かれるそうです。
この日はお天気もよかったです。
コンサート開演
ライブ開始直後の画像。左手には大きな真っ白いキャンバスが確認できます。開演前にも司会の方からアナウンスがされましたが、今回は楽曲のほとんどを即興で演奏するとのこと。事前に配られたパンフレットには演奏予定曲(メニュー)も書かれていたのですが、それでいて即興!?ということで、どこをどう即興でやっているのかも注意深く鑑賞致しました。
途中からペインティング・アーティストHIROさんも加入。演奏および、演奏から得たインスピレーションを基に即興で絵画を描くというスタイルとなりました。
ボーカルのMC Mystieさんはレゲエやラップをルーツに持つアーティストで、非常に伸びやかで表現力ある歌唱を披露してくださいました。パーカッショニストの塩澤さんがビートを叩き、鍵盤のchuwoneさんは、右手で生ピアノを、左手でベース音色(ウッドベース、シンセベース)を演奏。
演奏曲はオリジナルはもちろん、昭和懐メロのメドレーや童謡などカバー曲も数曲披露してくれました。
ピアノ/キーボードのchuwoneさんが僕の鍵盤友達。今回の彼は、即興にて右手(ピアノ)でコードバッキングやソロをこなしつつ左手でベースラインを紡ぐというスタイル。これはピアノを普通に両手で弾くのとは勝手が違うのであって、別の難しさがあるのだと思います。ベースも単なる「ルート-三度-五度」とか単純な組み立てだけではなく、彼ならではの “歌うベースライン”を存分に堪能させてもらいました。
曲のコード進行や構成は大体決まっていつつも、“その場で組み立てている”という雰囲気は感じられたのですが、あとで本人に聞いたところ、曲終わりの小節数とかも厳密に決めているわけではなく、メンバー内の “呼吸”で(8とか16とか区切りの良い数で)〆ているとのこと。どの曲も皆ピタリと終わっていたのでこれは驚愕しました。。さすがのチームワークですね。
さらに途中からはシークレット・ゲストであるドラマーさんが加入。こちらの編成ではよりビート感が強くなった感じですね。
第1部終演後、chuwoneさんのブースに行き撮影させてもらった今回の鍵盤周りの機材群。タブレット端末内の音源(→ベース)を、ステージ正面に設置されたNATIVE INSTRUMENTSのMIDI鍵盤で鳴らしていたそうです。
ステージは2部構成となっていたのですが、僕の時間の都合上、第1部終演後のインターバルにておいとまさせて頂くことに。楽しい時間をありがとうございました! 久しぶりに会えてうれしかったです。
つぶやき的な
chuwoneさんは僕がシンセ専門店に勤めていた頃の常連客で、当時彼はまだ高校生でした。鍵盤を本格的に始めたのも僕とほぼ同時期であり、それでいてアドリブの強さ、曲作り(トラックメイク)の早さは当時から抜きんでていて、才能あふれる音楽家として昔から個人的にあこがれのミュージシャンでもありました。
今回、実に20年近くぶりに再会したのですが、柔軟で多彩なプレイスタイルはさらに磨きがかかっているという印象。信州を拠点とする音楽レーベル『SSSRecord』を主宰者も務めているそうです。いい刺激を頂きました。
<SSSRecordさんURL →http://sssrecord.jp/>
Ayer☆ -アイレ-
<プロフィール>
スペイン語で空気を表す意味。
Voice&Spice=Mystieと、
Beat&Keybord=chuwoneからなる、
トラックメーカーデュオユニットとして
2004年に結成し、
拠点の信州から関東、関西へ
活動の場を広げる。
※上記HPより抜粋
chuwone a.k.a.DJ soul-t as Tsuyoshi Torii
<プロフィール>
◇故郷の信州を拠点とする
音楽レーベルSSSRecord代表。
15歳よりピアノと出会い
シンセサイザー・サンプラーを駆使した
音楽制作を独学ではじめる。
ダンスミュージックに影響を受け、
トラックメイカー、DJとしてのキャリアをスタート。
そのクオリティの高さから
大手企業CMを手がける傍ら
高等学校校歌の編曲、プロへの楽曲提供を行う。
自身のリーダーユニット“Ayer☆”や
キッズホップバンド
“ゆくりりっく”のプロデュース、
キーボードプレイヤーとしても
長年の活動経歴を持ち、
マルチな才能を発揮している。
※上記HPより抜粋