バンドの掛けもち、タブーなの?
2018/11/23
今回はバンドの掛けもちについてのお話です。
バンドを始めてちょっと慣れてくると、2つ以上のバンドを掛けもちで参加することがよくありますね。実際、僕の周りの若い子たちも2~3つは掛けもちしてるんじゃないかな。皆時間をやり繰りしてうまくスケジュール管理しています。たぶん
さて同時進行のバンドを複数抱えることになる “掛けもち”とは、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。
メリット
・色々な曲をこなすことにより自身の経験値が増える
・人のつながりが広がりやすい(バンドメンバー、ライブハウスのスタッフ、楽器屋さん、ファンの人など)
デメリット
・スケジュールを組むのが大変(スケジューリングだけでも時間が取られる)
・出費が増える(スタジオ代など)
・1バンドに注ぐ時間、やる気が薄くなりがち
アマチュアバンドってよほど条件が合わない限り、一つのバンドで24時間365日間活動しているわけではないのですね。メンバーの都合によっては数か月単位で活動休止を余儀なくされることもあるし、そもそもメンバーの脱退率が高くて永遠にメンバー募集をしているようなバンドも山ほどあります(笑)
そんな時知り合いに熱烈に誘われたりして、それが自分のやりたい音楽性だったりして条件が揃ったりすると、参加を決めることがあります。でも元のバンドは抜けたくない。。つまりバンド掛けもち成立の瞬間です!
個人的意見としましては…
僕はどちらかというと掛けもち容認派です。例えば大学の軽音楽部でバンドを組んでいて、外でベテランの40~50代のおじさまたちと一緒に別バンドをやるなんて勉強になるに決まってます(笑)。音楽以外のこととかも色々教えてもらえそう。。
とはいえ…
ただし、人によっては掛けもちをあまり好ましくないと思う人もいます。
特にメジャーデビューを目指す完全プロ志向のバンドでは、掛けもちは暗黙の了解でご法度と思われることが多いですね。
「俺らバンドの活動とバイト漬けの日々で、そんな余裕あんの?」みたいな。
おおむね掛けもちOK派の僕ですが、もし自分が立ち上げたバンドで、
「他のバンドが忙しいから、当分スタジオには入れません(キリッ)」などとはっきり言われるとちょっとイラっとするかもね。そこら辺は事前の契約時(?)に確認しておきたいです。
ちゃんと時間通りに毎回スタジオには来るんだけど、「(別バンドの活動の方が)忙しくて、最近全然練習してないんだよねー」と言って、実際、日に日にヘタになっていくメンバー、過去にいたなぁ。。言い訳すな!
まとめ的な
掛けもちはそれなりの目的意識と覚悟を持った上で運用しないと、いずれダメになりますね。結局は本人の頑張り次第であり、大きなプラスにつながる可能性は秘めているので、自分で管理できる範囲で、責任持って掛けもちする分にはよいと思いますよ。