ピアノを習う男子は少数派なのか？

2016/10/13 2018/11/21

　ピアノって習い事のカテゴリーではいつの時代も1、2位を争う人気なのですが、特に子供の場合だと、女子が習うものというイメージが強いような気がします。

「男がピアノなんてかっこ悪い！」
と言ってたのは90年代初頭のCXドラマ『101回目のプロポーズ』で登場していたゆうた少年ですが、かおる先生（浅野温子）は

「そんなことないよ。先生、ピアノ弾く男の人かっこいいと思うな」
と仰ってましたね。うろ覚えですが。。

実際のところ・・・

　あくまで個人的な所感ですが、アマチュア音楽界隈でキーボードを弾いているのは女性の方が多いように思います。これは幼少期からピアノを習って鍵盤の基礎を積んで、のちにバンドやシンガーソングライターとして音楽活動を行うという流れが多いのかなと推測します。ところが。。

　日本を代表するキーボーディストは、女性よりも男性の方が多いのです。

　Wikipediaの「キーボーディスト」項目の、“日本の代表的なキーボーディスト”に挙げられている人たちの数を、男女別で独自に集計してみました（2016年10月現在）。あくまで日本国内だけですが、ご参考までに。

男性：221名（およそ76％）
女性： 67名（およそ23％）
（性別不明？：9名　※資料がなく調べきれなかったもの）

※独自調べ

　上記の人の中には、キーボーディスト（ミュージシャン）として活動していた時期がごくわずかな人もかなり居ます。また、“日本を代表するキーボーディスト”なんて言ってしまいましたが、実際は所属していた “バンド”が有名である場合が多く、果たしてそのキーボーディストも日本を代表するほどなのかはよく分からないです。

　さらには、掲載されていないプロキーボーディストもたくさんいたりするので（特にスタジオミュージシャン系）、本当に参考までに捉えてもらえれば幸いです。

　とはいえ、4人のうち3人が男性という比率は、改めて調べてみて我ながらちょっと驚きでした。これだけ男性が多いということは、実は小さい頃からピアノを習っている男子は少ないのでなく、習っていることを知られたくないのではないか？？と勘ぐってしまいます。前述のドラマの少年のように。。