『ライブミュージック情報誌 [月刊]ミューズ』【Muse】 ~名古屋のライブ情報チラシ
2018/11/25
僕は愛知県在住なので、今回は名古屋のライブ情報チラシ『ライブミュージック情報誌 [月刊]ミューズ』を紹介したいと思います。名古屋を中心とした愛知・岐阜・三重のライブハウス、楽器店、CDショップ、スタジオなどの音楽系ショップを中心に無料で置かれています。もちろんチラシだけでなくWebページもありますね。
Web→ 総合音楽情報サイト [Muse] ミューズ
内容
名古屋市内に店を構える20以上の「ライブバー&ダイニングバー」(あるいはレストランバー、大きめのライブハウス)において、その月のライブ・スケジュールを各店舗ごとに掲載しています。掲載店の傾向としては、お酒や食事も楽しめる若干大人な雰囲気のお店、が比率的に高いといったところでしょうか。学生や若いバンドマンがよく出演するような小規模なライブハウスはあまり載っていません。
また掲載店の広告も掲載されており、だいたいのお店の雰囲気・客層・音楽ジャンルなども把握できるようになってますね。ひとことで「ライブが楽しめる店」と言っても(名古屋市内だけでも)星の数ほどあるので、ある程度の目星を付けるのに役立つかもしれません。印刷はオールカラーで、情報量も多いと思います。
意外な場所にも…
本チラシは冒頭の音楽関連ショップはもちろん、音楽系専門学校、コンサートホール、(一部の)映画館、ミュージックバー、はたまた名古屋市内の観光ビジネスホテルなどにも置いてあるそうです。
個人的かんそう
Webサイトのトップには以下のように書かれています。
このところ、音楽メディアの衰退や商業音楽の二極化により音楽ファンが減少し、音楽力が大幅にパワーダウンしています。また、情報の拡散が困難なウェブが音楽情報発信の主流の中で、だれもがひと目で情報共有できる、紙面によるリアルメディアが大きく注目されています。[Muse]は、ライブハウスをはじめとする地元音楽業界各社の協力よるウェブと情報誌をメディアミックスさせたライブ情報配信システムです。
引用元:総合音楽情報サイト[ミューズ]ホームページ <http://muse.nagoya/>
なるほど。。確かに昨年(2016年)の年間CDシングル売り上げトップ20の曲は全てアイドル系となっていて、音楽ファンならずとも「これはヤバいのではないか?」とネットでもざわつきを見せました。
一部のトップアイドルグループのシングル曲においては、MV(PV)を「公式」としてYouTubeから視聴可能となっています。それでもそのアイドルたちのCDが売れているというのだから、総合的な「商法」としては成功しているかもしれません。。まあその辺りのお話は今回の記事の趣旨とずれるのでまたの機会にしますが。。
個人的には、音楽ファンは減少しているのではなく「休眠」しているのではないかと思います。このような紙面によるリアルメディア展開が、「休眠」している潜在的な音楽ファン層を目覚めさせるきっかけとして、もっと広まっていくことを願っています。
フリーペーパー『ライブミュージック情報誌 [月刊]ミューズ』
■編集発行:株式会社オール出版
■創刊:2012年11月
■発行部数:70,000部