キーボーディスト、脱初心者を目指す

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音楽

キーボード/シンセサイザーで “虹の七色”をコンプしてみたら… ~カラーリングの妙

2018/11/25

 

 

 どうでもいいかもしれませんが、シンセサイザーやキーボードのボディカラーって、「黒」か「シルバー」ばっかりで皆さん飽きませんかね~。エレキギターには様々なカラーリングが用意されているのに、キーボードはどうしてこんなにありきたりな色ばかりなのでしょう。
 
 
 でも中には色が付いている機種もあって、もしそれらでライブセットを組んだら見た目も華やかで大きく目を引くと思いませんか? 眼前が虹のようにカラフルな機材は、多分それだけで演奏者をハッピーな気分にさせてくれるでしょう(笑)
 
 
 というわけで今回は、“虹の七色”に含まれる色のキーボード/シンセサイザーを独断で選んでみました。なお色の順番は波長の長い順です。
 
 
 

「NORD」シリーズ
 

Nord C2

 
 もうこれはキーボーディストにとっては説明の必要のないほど有名なカラーリングですね。nordの製品は一貫して「赤」で統一されており、すがすがしささえ感じます。商品群はシンセサイザー、ピアノ/エレピ、コンボオルガンなどラインナップも豊富ですが、カラーリングはやっぱり全て「赤」です。
 
 
 

オレンジ

「WALDORF MicroWave XTk」
 

WALDORF MicroWave XTk

 1999年発売。価格はオープン・プライスでしたが、発売当初の市場実勢価格は300,000円前後でした。この機種は音源モジュール「MicroWave XT」(→同じくオレンジ色)のあとに発売された鍵盤付きバージョンですね。ポップなカラーリングもさることながら、音源部にPPG Waveシリーズから受け継いだ「ウェーブテーブル・シンセシス方式」を採用し、非常に凝った音作りも可能となっています。フィルターも強烈で、レゾナンスを上げていけばフィルターは自己発振します。
 
 
 

黄色

「WALDORF Q」
 

WALDORF Q

 
 上記のMicroWave XTkとほぼ同時期に発売された、WALDORF初となるバーチャル・アナログ・シンセです。同じくオープン・プライスで、発売当初の市場実勢価格は450,000円前後。カラーリングもさることながら、ネーミングがアルファベット一文字というのも珍しいです。もちろん音も非常に個性が強く強烈な印象を残しました。なお黄色以外の色もリリースされています。
 
 
 余談ですが、エレキギター業界では黄色は「売れない色」の一つとして有名だそうですね。
 
 
 

「Vintage Vibe Tine Piano Lime Green」
 

Vintage Vibe Tine Piano Lime Green

引用元:宮地楽器 Electoric Piano Garage Wurly's!< http://www.miyaji.co.jp/Wurlys/>
 
 宮地楽器の「Wurly’s !(ウーリーズ)」さんが扱っているエレピですね。実は「Vintage Vibe Tine Piano」シリーズは(ラメ入りの)パープルやマリンブルーなど、他にも豊富なカラーを取り揃えています。ただし受注生産となっているそうで、在庫がない場合は納品までに時間がかかるそうです。
 
 
 

水色

「ピーナッツ・クラブ プレミアムクラウンキーボード2 空色」
 

ピーナッツ・クラブ プレミアムクラウンキーボード2 空色

 
 今回最も見付けにくかったのがこの「水色」。かろうじて探し出せたのが、(失礼ながら全く知らなかった)「ピーナッツ・クラブ」というメーカーの本キーボードです。新品価格で約2,400円。44鍵盤で、16音色内蔵、リズム8種類内蔵、スピーカー内蔵ということくらいしか分かっていません。しかし水色って、黄色や紫以上に「売れない色」なのでしょうか。。
 
 
 

「PPG Wave 2.2」
 

PPG Wave 2.2

 
 青色ボディの鍵盤は実は意外とあるのですが、個人的に真っ先に頭に浮かんだのが本機ですね。1982年にドイツのPPG社から発売されたデジタル・シンセサイザーです。なお当時の価格は約250万円とのこと(約200万円の説もあり)。国内でも小室哲哉さんとか井上鑑さんが愛用していました。
 
 
 ちなみに末尾の「2.2」と「2.3」の違いは、2.2の8ビットに対して2.3が12ビットだったそうです。2.2では未実装だったMIDIも、2.3では実装されています。
 
 
 

「ENSONIQ FIZMO」
 

ENSONIQ FIZMO

 
 1998年発売。定価は228,000円(税抜)。アナログ・シンセをデジタルでモデリングしていたシンセの一つで、ENSONIQ独自の「トランスウェーブ音源方式」を採用したこれまた個性的な一台です。パネル上には「F-I-Z-M-O」の5つのノブが等間隔で並んでおり、それぞれリアルタイム・コントローラーとして機能します。
 

 

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総評的な

 こうやって見ると海外メーカーの製品が多いですね。昔からのシンセ・ファンも今の若いキーボーディスト世代も、多分「黒」「シルバー」にはもう飽きているんじゃないかな~と思います。日本のメーカーさん、勇気を出して変わった色のキーボードにもチャレンジしてみてはどーですか?
 
 
 

おまけ・上記の「レインボー軍団」でライブセットを組んだら?

 どれも高額であり、かなり豪華なセットが組み上がりそうですね。nordは何でもありますが、あえてコンボ・オルガンの「C1」にしてみましょう。エレピも「Vintage Vibe」で本格的ですし、アナログ系もWALDORFがしっかり脇を固めてくれます。「PPG Wave」は置いておくだけでシンセ・マニアの羨望を集めそうです(笑)
 
 
 では「ピーナッツ・クラブ」はどう使ったらよいのでしょう。。誰か教えてください。なんか出オチみたいな扱いをしてしまいすみませんでした。
 
 
 
 関連記事(検証してみたシリーズ):
 「電子楽器の名前でA1~Z1まで全て存在するか調べてみた ~みんなの説的な
 「太陽系惑星的なシンセサイザーでセットを組んでみたら… ~ネーミングの妙

 

 

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