ピアノの運送専門業者について ~グランドピアノ搬入回顧録
2018/11/23
世に運送業者は星の数ほどありますが、ピアノの運送を専門とした会社もあります。とはいえ本物のピアノを持っている人はそれほど多くないし頻繁に移動するものでもないので、金庫(の移設)とかも扱っている業者さんが多いですね。
今回はそんなピアノ運送についてのお話です。ほとんどが僕の思い出話になっていますので、興味のない方はどうか別の記事を読んで下さい(笑)
ピアノ運送専門業者とは?
言うまでもありませんが生ピアノは重いです。特にグランドピアノは家庭向けだったとしても非常に重量があり、また一般的に大型であるため、搬入・搬出にはそれ専用のノウハウが必要とされます。スタッフさんはピアノの演奏者である必要はありませんが、ピアノの構造ついての知識は必要です。ちゃんと専門の研修を受けたプロの方々が運んでくれるわけですね。
僕もこれまで個人用として数回生ピアノを購入して、何度か移動もしたりしたため(5~6回)、運送会社さんには非常にお世話になりました。年齢が近かったということもあり、スタッフさんとプライベートでも仲良くさせて頂きました。
プロのお仕事を拝見です
例えば僕が新品で買ったYAMAHAのグランドピアノ(C6)ですが、重量400kg、全長200cmを超える巨大なものです。しかも建物2階への搬入です。専用のクレーン付き作業車が出動することになりました。
グランドピアノは脚(3本)とペダル機構部分が外せますが、本体部だけでも相当なボリュームです。これを大人2人だけで、担いで移動・運搬してくれました。もちろん床や壁の養生は事前に念入りに行って頂きましたよ。その時、「ああ体操のマットってこういう時にも使えるんだ」などとのんきな感じで見守っていました(笑)
スタッフさんたちは幅の広い丈夫な帯を肩にあて、結んだピアノ本体を少しずつ引っ張って移動させます。この作業辺りのスタッフさん同士の連携は実に息が合っており、さすがプロですね。
実はこれ僕もちょっとだけやらせてもらったのですが(→邪魔だわ)相当重いです。腰にきます。あと、脚が猫足みたいに曲がってたり、装飾(彫刻)が施されているものだと折れやすいとのことで、非常に気を使うとのことでした。
こういった運搬・納入を日に3~4件こなすとのことです。すごいですね。「コツがあるんですよ」と笑って言ってましたが、体が丈夫な若い頃じゃないと務まらないかもです。
まとめの一言的な
生ピアノが気持ちよく弾けるのは、そういった運搬職人さんのおかげでもあるわけで、日々感謝なのです。
あと、本ブログの別記事で「よいピアノ運送業者(引越し業者)の見分け方」というものも書いてみましたので、よろしかったら読んでみてください。