【Vol.21】MAGNA CART(マグナカート)/ MCK ~使いやすい鍵盤用カート
2018/11/23
最近は背負えるタイプのキーボードケースも増えてきましたが、10kgを超えたりすると肩にずしりと重みが伝わってきて移動もしんどいですよね。
そんな時、今も昔も役に立つのが移動用カート。その中でも鍵盤奏者にとってのおすすめの一台をご紹介してみます。「MAGNA CART(マグナカート) / MCK」です。
これ僕も買いました。結論から言うと非常によいです。以前僕が使っていたノーブランドのカートと比較してみましょう(↓写真左がMAGNA CART、右がノーブランド)
長さ、車輪の大きさはそれほど差はないですね。
上の写真左のノーブランドのものは、台座に当たる部分の可動式の「羽」を広げて使います(※写真では右が片方取れてしまっています)。このタイプは “面”ではなく “線”で支えるので荷物が横方向にずれることがあります。また荷重ポイントが “線”に集中するので、荷物にかかるストレスも部分集中します。
MAGNA CARTの大きな強みはやはりこの安定した底面部(プレート)です。
自立もするし、重心も低くなるため、(転がしている時の)安定感が増します。ただし、荷物と地面がほぼ接地することになるので、底面をこすらないよう転がすための、多少の操作の慣れは必要です。また、雨の日にはプレートと荷物の間に板を挟むなど、必要に応じて防水対策を施すとよいでしょう。
ハンドル部分は、手を入れるスペースを生むよう設計されています。これは、ハンドルよりも高い(長い)鍵盤を転がす時に非常に便利ですね!
とはいえ、上の写真のようにX型スタンドを一緒に積んだ時、ちょうど指のスペースに食い込んですき間が生まれないこともあります。これだと指の関節等に当たり非常に痛いです。
でも大丈夫↓
写真のように手を “逆手”にすれば問題ありません。これ僕が考案しました(笑)
折りたたんだらほらこんなにスッキリさん。
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個人的感想
一言でいえば、頑丈さと軽さと操作性を実現した、非常に使いやすいカートです。格納式ホイール機構を備え、コンパクトにたたんで収納できるのも好ポイント。ハンドルは2段階の高さ調整ができ、大型のラバー製ホイールは転がしていて疲れにくいです。
電車移動でスタジオに向かう派のキーボーディストさんには特にオススメですよー。
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仕様
■高さ:展開時100cm/85cm(2段階調整可能) ※格納時は65cm
■プレート:40cm x 28cm(アルミニウム製)
■ホイール径 : 12cm(ラバー製)
■耐荷重量:68kg
■本体重量:3.3kg