打率10割じゃないといかんの? ~ライブの出来の話
2018/11/21
結構前ですが地上波の音楽番組「僕らの音楽」(フジテレビ系)にて、イチローさんと椎名林檎さんが対談した放送回がありましたね。僕にとっては両者とも天上人みたいな存在なので、非常に興味深い取り合わせでした。
その中で、イチローさんが椎名さんに向かって、
「打者は3割打てば一流と呼ばれるけど、アーティストのライブでは
10割の出来を期待されるのが当たり前だからすごいよね」
といった趣旨のことを言っていたのが印象的でした。
いやマジでそう思います。イチローさんよくぞ言ってくださった!
プロミュージシャンは全員天上人(笑)
ことプロのライブに関しては、15~25曲とか演奏する中で、ミスらしいミスは観客としてほぼ気付けないですもんね。プロとして “100%”が期待される中、どうやってメンタルを保ち続けているのか聞いてみたくなります。一流プロスポーツ選手のメンタルとかは話題になるんですけどね。。
とはいえ当の本人にとっては「今日は細かなミスが多かった、イマイチだった」みたいに、他人には分からない、自分の中での出来・不出来があるのかもしれません。それちょっと分かります。
僕はプロではないけど、「本番では練習時のせめて80%の出来になってくれないかなー」「今日も60点か。。」とかそんなレベルです(はぁ~)。誰かこのド凡人の苦悩理解してくれないかなぁ。。
開き直りがいいのかも・・・
自身のライブ後、「今日は(個人として)最低の演奏だった」と感じても、
「アンディさん(※僕のことです)すごくよかったよ!!」
と言ってくれる人も中にはいて、非常に気恥ずかしい気持ちになります。もちろんお世辞も入っていることは分かってますよ!僕の周りにいる人は優しい方が多いので(笑)
でもって昔はそんなこと言われると、
「そんなことないです! 今日は30点です!ぎゃふん!」
などと完全否定していましたが、
「ひょっとしたら今日自分がやらかしてしまったミスなんて、聴いている人にとっては大したミスに聴こえなかったのかもしれない。」
と多少開き直れるようになりました。
個人として打率10割に近付けるかはひとまず置いといて、バンドとお客さんを含めた「楽しい空間・打率10割」を目指したいと思います。なんのこっちゃ。