ピアノを住みかにしている虫たち(怖) ~防虫対策をとってみよう
2018/11/21
ピアノの調律には、狂ってきた音程を整えるほか、メカニックな部分での調整もしてくれます。だから定期的に調律することで故障の早期発見にもつながるわけですね。でも故障の原因には、内部を虫が内部を食い荒らしてるケースとかもあるみたいですよー
ピアノの中に虫がいるかも?
アコースティックピアノは木や金属のほかに、フェルトの部品が多く使われています。そのため衣服などと同様、繊維が大好きな虫などが巣食う可能性もあります。知ってました? もう虫感が半端ないんですよ!
【例】
ヒメマルカツオブシムシ
イガ虫
コイガ
フェルトは主にピアノの音を出すために必要不可欠なハンマーに使われていて、こいつらはそれを食い荒らします。実はフェルト材はハンマーだけではなく、雑音防止材としてや、他にも様々な箇所で使用されています。だからフェルトが虫に食べられてしまうと様々な症状が出てくる恐れがあります。
なおその他の虫は、見た目がちょっとエグかったりして写真に引用するのもはばかられたので省略しました。イガ虫やコイガなどがどのような外観なのか、興味のある方はご自身で調べてみて下さい。
防虫対策をとってみよう
まあウン十年放置したままのピアノでもない限り、それほど虫食いについては気にしなくてもよいそうです。
それでも気になる方は、ピアノのふたを開け、市販の防虫剤を内部に吊り下げておくだけでもよいです。なおアップライトピアノの内部の奥行は狭いので、なるべく小さ目のものを選ぶのがポイント。
また楽器店に行けば、ピアノ専用の防虫剤が売っています。
これだと一般的な衣類用の防虫剤よりも若干お高めですが、防虫のほか、湿気調節・防サビ効果もあり、ピアノの弦やピン等の金属部分をサビから守ってくれます。しかも取り替えは半年~1年間ごとでよいそう。うん、悪い虫が近寄らないにこしたことはない。
余談ですが、土間があるような築ウン十年みたいな民家だと、ネズミがピアノ内部に入ってくることもあるそう。ひえー