無題
2018/02/13
今回はただの個人的な日記です。
昨日(2018年2月6日)の晩、僕の10年来のバンド仲間である東京在住のドラマーさんが他界されました。まだ40代の若さでした。共通の知人曰く、昨年から病気で療養中だったとのことです。
そのドラマーさんは僕より一つ上の兄貴肌な男性。2003年頃のとあるセッション会にて名古屋で知り合い、以後親交させて頂き、ライブの時だけに音を合わせるいわゆる “遠距離バンド”などでも何度かご一緒させて頂きました。
決して音楽的能力およびコミュニケーション能力が高いとは言えない僕にすごくよくして頂き、
『あんでー(僕のことです)の鍵盤はすごくいい! きてほしいところにバシっと来る』
『このアクリルのドラムセット、あんでーと一緒にやるために買ったんだよ』
『あんでーももう一つ壁を超えればプロとして活動できるんだけどな…』
『東京に来る時は遠慮なく俺の家に泊まってくれ。“東京の家”だと思ってくれ』
など、優しい(時に厳しい)言葉をいっぱい掛けて頂きました。
ただしここ3~4年はバンドはおろかSNS等でのやり取りもなくなり、疎遠な状態になっていました。
ここ数年は個人的に、以前のようなバンドへの情熱が薄らいでいるのを自覚していました。仕事が忙しくそれどころじゃない、という言い訳を心の中でしていたのかもしれません。
でも強烈に楽しい経験を共有したバンド仲間とは、「たとえ時が経ってもすぐにまた距離を縮められる」と思っていました。最近ではこの鍵盤ブログを書き続けていることで、自分の中での音楽熱が徐々に上がっていっているのを自覚していました。
「もう少ししたら、○○さん(そのドラマーさん)と対等に音楽話が交わせるほどの熱量に到達する」
と思っていました。「そしたら東京に会いに行こう!」と。。
そんな矢先での今回の訃報でした。
どうして会いに行かなかったのか。。
今となっては「自分の中の音楽熱量が云々…」なんてことはどうでもよいことであり、人として会って他愛もない思い出話をするだけで十分だったではないか、と。
深く後悔しています。
故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。