指用のおもりは効果があるのか?(ピアノ練習)
2018/11/21
ピアノ練習の際、指の筋肉が弱くてタッチが浅い・弱いと感じたことはありますでしょうか。ちなみに僕は、薬指と小指のトリルはいまだに苦手で、「頑張れ俺の薬指と小指!」と心の中で応援しながら弾いてます(笑)
かつてはこんなおもちゃも買ってみましたが、やっぱりおもちゃでした。。
※入れ歯ではありませんよ。。
「指の強さ」というのは、単に指の筋肉だけでなく、前腕の筋肉や腱も関係してくるわけで、仮に握力だけ鍛えたとしても果たして効果的なのか疑問に思ったりもします。
そんな感じでピアノ筋アップのためのグッズを探したらちょっと興味をそそられるアイテムが出てきました。各指にはめて重さを付加する「フィンガーウェイツ」というものです。これ結構昔にも見たなぁ。。ピアノ教師や音大生だったら知ってる人もいるかも。
画像引用元:フィンガーウェイツ社HP <https://www.finger-weights.jp/products/about.html>
本体の重さプラス、ウェイト(おもり)を物理的に追加できるとのこと。しかも指ごとにウェイト量を調整できるというなかなか凝った作りの商品です。街のピアノ屋に行けば現物を見られることもありますが、そこそこなお値段です。ネットで探せばその半額くらいで出てるのもありますね。
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重要なのは価格じゃなくて効果の方であって…
僕自身は使ったことはないのだけど、使用に関するレビューを見る限り、ピアノ教師などのプロフェッショナルでも効果は実感できたと言っている人もいます。また効果は感じられなかったと言っている人もいます。うーんどっちなんでしょう?
個人的意見
特にダイナミックに演奏したい時は、鍵盤を 強く押して鳴らすというのは僕としてはちょっと違っていて、指を速く落として鳴らすという意識で弾いています。シンセ用語で言うところの「ベロシティ(Velocity…速さ)」ですね。
だから肩の力を抜いた状態で、体から腕に体重を乗せるイメージで、様々な音色が出せるようにたくさんトレーニングをすることが重要だと考えます。
指先にダンベルを持たせて負荷をかけるというのは、持久力が問われる状況の人にはいいかもしれませんが、瞬発力のある筋力を育てるというイメージとはちょっと遠いと自分は思います。
まとめ的な
トレーニングマシンのように「短期間で驚きの効果が!」なんてことは期待してはいけません(笑)。指の動きのあいまいなところを意識するようになり、しっかりと指を動かす練習にはなるかもしれませんので、買ってたまに使ってみるのはありだと思います。
↑こんなのもあります。鍵盤幅は一般的なピアノと同じでしかも木製(ただし音は出ません)。左側のレバーを操作して鍵盤の重さが変えられるみたいですね。ちなみに2オクターブのモデルもあります。外出先のちょっとした指慣らしとして便利かも。