キーボードがいないバンドの鑑賞法を考える
2018/11/25
バンドをやっているとバンド方面の仲間も増えるわけで、SNSなどを使ってライブの告知をされる人も多いですね。「○月▲日、名古屋のライブハウス■■でライブしまーす! ぜひ遊びに来てね!」などなど。
積極的な人だと直メールも飛んできて、「アンディさん(※僕のことです)、ぜひ来てください! 絶対に楽しいですから!」とグイグイ来ます(笑)。ちなみに僕は愛知県在住ですが名古屋在住ではないので、会場に行くまでの時間・電車賃もそこそこかかったりします(いやらしい話ですが)。なので、全てのお誘いに乗るのは難しいところなのです。。
今回の記事は、「友人のライブのお誘いをどうやってうまく断るか?」ではなくて、「(行くと決めた)ライブをどのように楽しむか?」についてのお話です。
知人のライブに行こう!
知り合いのライブに行く際は、個人的には「そのバンドにキーボーディストがいるか?」を一つの大きな基準にしてます。
「そのバンドってキーボードもメンバーにいる?」
『いるいる! キーボードメインの曲もあるよ! アンディさんもきっと楽しめるよ』
ふむふむ、ジャンルも面白そうだしちょっとライブハウスに足を運んでみようかな、と決め会場へ向かいます。
予定演奏時間について
対バン形式のライブイベントだと、開演当日にならないと出演順を発表してくれないライブハウスもあります。お目当てのバンドを見るにあたって、実際のところ早めにライブ会場に着いちゃったりして(もしくは進行が遅れてたりして)、1時間以上時間を持て余すなんてこともよくあることです。
“その他のバンド”のライブ鑑賞法
お目当てバンドを待っている間、たいていは知らない人たちのライブを見ることになります。運よくキーボードがいるバンドだったら、「どんな機材でどんな演奏をするのだろう?」とちょっとわくわくしますね。自身の演奏に取り入れられるような斬新なアイディアなんかも発見できるかもしれません。
しかし悲しいかな、世のバンドはキーボードがいないバンドの方が多いのです。その場合、“自分だったらどういう(キーボードの)音を足すか?”というのをイメージします。例えば。。
「このポップスバンド、どれもメロディはキャッチ―だけど、ギター1本だけだし、全体的に音が薄くて彩りがいまいちだなぁ。D-50っぽいキラキラ系パッドとかベル系音色を足すと、ボーカルももっと生きてくるかも。。」
とか、
「ここはリズムギターのパートを生ピアノ系の四分打ちに差し替えて、リードギターさんにはお洒落なリフを鳴らしてもらったらいいんじゃないかなぁ」
などなど。脳内でイメージを膨らませて、頭の中で鳴らしていくのが面白いです。ギターやバンド全体のアレンジまでイメージするのはさすがに難しいですが、とりあえず「鍵盤の音を足す」ことをイメージしてみます。こういったイメージングを、“アレンジのトレーニング”とまでは言いませんが、“質の高い暇つぶし”とは言えるのではないでしょうか(笑)
まとめ的な
時間つぶしはさておき、キーボーディストのいないバンドでも、常に「自分だったらどういう音を出すか」を意識して聴くとちょっとは楽しいかもしれません。
なお、野外フェスでよく出演されるような「キーボーディストがいないギター系バンド」(もちろんプロ)でも、ステージ上には3~4台のキーボード・セットが組まれていて、サポート・キーボーディストさんが巧みに音を彩っていることが多いです。野外フェスに行く際は、そういったプロの仕事も参考にするとよいですね。
補足的な
会場に到着したはいいが、タイムテーブルが押しまくっていて、お目当ての演奏までまだ数時間も待たなければいけない。。その間、中でずっと聞いているのはさすがに苦痛かもしれません。そんな時は、再入場ができるかどうかを確認しておくとよいでしょう。再入場などについては本ブログの別記事で触れていますので、ご参考までに。
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