キーボーディスト、脱初心者を目指す

ピアノ、シンセサイザー、オルガンとか鍵盤楽器もろもろ。関係ない記事もたまにあるよ

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『キーボード・マガジン 2018 SPRING (No.400)』が発売されました(リットーミュージック発行)

2018/06/17

 キーボード・マガジンの2018 SPRING号が発売されました。今号をもって本誌は通巻400号を迎えたということで、表紙からしてことさらメモリアルな雰囲気が伝わってきます。
 

 

 

“キーボードのこれから”

 今号はキーボード・マガジン400号記念特集ということで、「キーボードのこれから Keyboards from now on」が記事のメインとなっています。現在の音楽シーンの第一線で活躍されているキーボーディストの対談から、後述するシンセサイザーの歴史、過去記事の再掲載など、非常に読み応えのある内容となっています。
 
 
 そして、“400号の記念イベントのオープニングで流すジングル/SEを作るとしたら?”ということで、総勢9人のプロキーボーディストが本誌のためだけにトラックを書き起こしてます。付属のCDもこれまでにないカラーピクチャー仕様となっており、400号ならではの特別仕様な感じですね。
 
 
 

特集記事・「キーボードとキーボーディストの半世紀」

 今から半世紀前の60年代末、モーグ・モジュラー・シンセサイザーを使って制作されたウェンディ・カーロスのアルバム『スウィッチト・オン・バッハ』を皮切りに、約50年間のキーボード(およびキーボーディスト)の歴史をまとめた、18ページにもおよぶ大作記事(笑)。執筆を担当されているのは高山博さん。
 
 
 いやこれはすごい! さすが高山さん。過去50年間のキーボード・シーンの移り変わり、そしてその時代ごとの代表的なキーボード(機材)が分かりやすく網羅されています。今のところ(昔の)機材方面の記事が多い本ブログにとって、今後も大いに参考にさせて頂くと思います。
 
 
 

特集記事・「Keyboard magazine 400th memorial articles」

 同誌の過去記事の中から、節目となる号を中心にピックアップされた再掲載記事集。記事は当時の誌面からそのままスキャンしたものみたいですね。今ではマニア以外あまり積極的に取り組む人がいないと思われる「音作り」に関する記述や、歴史的名機と言えるキーボードについての当時の詳細な記事もあったりして、今どきの若い読者にとってはかえって新鮮に感じるのではないでしょうか。

 

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スコア

TM NETWORK「DIVE INTO YOUR BODY」(バンド譜) 
 ※リットーミュージック刊行『TM NETWORKアーカイブス~ベスト・ソング・ブック』より再録
 
 
 

紹介機材

・BOSE S1 Pro Multi-Position PA System(PAスピーカー・システム)
・KAWAI MP11SE(ステージピアノ)
・CASIO CT-X5000(キーボード)
・KORG Prologue(アナログ・シンセサイザー)
 他
 
 
 

個人的に思う処

 1979年6月にキーボード専門の月刊誌として創刊し、2008年(の途中)から季節発行(年4回)の発行となった本誌。節目の400号ということで、今後ともキーボード・シーンの貴重な専門誌として刊行し続けて頂くことを願ってやみません。ちなみに300号記念は2003年5月号だったわけで、そこから実に15年ですか。。音楽シーンも時代によって大きく変化したわけで、よくぞこんなマニアックな雑誌が(→褒め言葉)続いたのだなと感慨深いですね。。
 
 
 個人的に感銘を受けたのは難波弘之さんのインタビュー記事。近年のシンセサイザーというとまずソフトウェアが中心であり、ハードウェアシンセにしても「多数の音色が入っていてそれを選ぶ」という捉え方をされることが多いことについて言及されています。これは大いに考えされられました。。
 
 
 テレビをつければ電子音であふれ、キーボード/シンセサイザーの音を聴かない日はありません。技術も年々進歩しています。しかし、“キーボード/シンセサイザーの黄金期”とも言うべき時代々々を作ったカリスマ・キーボーディストが近年他界されたり引退されたりと、シーンのパワーが落ちてきているのは個人的には残念に感じるところです。。新しいスタイルを引っ提げた新時代のキーボーディストが出現し、今後のキーボード・シーンをもう一度盛り上げてくれることを一キーボーディストとして願っています。
 
 
 というわけでキーボード・マガジンさん、今後も頑張ってくださいね! この刊行ペースだと500号は25年後か。。長生きしなくてはですね。。

 

 

 関連記事:
 「『キーボード・マガジン 2018 WINTER (No.399)』が発売されました」 →一つ前の号
 「『キーボード・マガジン 2018 SUMMER (No.401)』が発売されました」 →一つ後の号

 

 

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