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【書籍】『鍵盤上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(小川文明著)

2018/02/20

 今回ご紹介する本は、小川文明著の『鍵盤上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』です。初版は2007年。今から10年も前の本であり現在では絶版となっているのですが、鍵盤上達におけるアイデア集としては今でも通用する内容となっていると言っていいと思います。

 

『鍵盤上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(小川文明著)

 

 これは以前本ブログでも取り上げた『耳コピ上達100の裏ワザ』(いちむらまさき著)と同じような感覚で読める “鍵盤練習におけるヒント集”みたいな感じですね。表紙(および文中の)イラストは “耳コピ上達”と同じく 花くまゆうさくさんが描いたものであり、てっきりそれの続編かと思いきや、こちらはキーボーディストの小川文明氏が書いていますね。
 
 
 

どんな感じの内容?

 雑誌「キーボード・マガジン」の執筆や各種音楽活動でご活躍されていたキーボーディスト小川文明氏が、豊富な経験から導き出された “裏ワザ”的なアイディアをこれでもかと詰め込んだ一冊。
 
 
 『耳コピ上達100の裏ワザ』の時にも書きましたが、この手の書籍は「アイデアが命」だと個人的には思うので、ここで内容をこと細かに記すことは避けようと思います。一応各章は以下のようになっています。一応記してみます。
 

第1章 基礎練習の裏ワザ
第2章 リズム感とノリを養う裏ワザ
第3章 音作りと理論に強くなる裏ワザ
第4章 精神的な上達を知る裏ワザ
第5章 ジャンル別プレイの裏ワザ
第6章 奏法別プレイの裏ワザ
第7章 発想の転換を図る裏ワザ
第8章 バンドに役立つ裏ワザ
第9章 ライブに強くなる裏ワザ
第10章 さらなる上達のための裏ワザ

 
 どれも譜面や理論などで固めたガチガチの教則集といった感じではなく、(章によっては)適度に音符などが登場しつつも、全体的には良質なアドバイス集といった内容となっていて、肩の力を抜いて読める気楽さがありますね。脱力系のコミカルなイラストもいい味出してます。
 
 
 演奏のテクニカルな観点だけにとどまらず、バンド運営/ステージングなどキーボーディストを取り巻く様々なアプローチからのアイディアも提示されていて、これはさすが経験者だからこそ届けられる生の声といった感じですね。個人的には目からウロコが落ちまくりでした。。
 
 
 ただし文中で著者も記述しているように、全くの(鍵盤楽器)初心者が読みこなすにはちょっと難しいですね。。ある程度自分で練習なり勉強なり経験を積み重ねていって、“次のステップに上るためのヒントが欲しい!”というタイミングで読むのがよろしいでしょう。
 
 
 

個人的かんそう

 「裏ワザ」という字面だけ見ると “上達のための禁断の近道”みたいなニュアンスが匂ってきますが(僕だけ?)、本著で書かれているヒント集はいたって合法であり地味であり実直な印象。禁断な香りは全くありません(笑)
 
 
 それらの中から自分に合いそうなものを一つ二つ実行したからといって、すぐに『劇的に上達した!』という実感は得られないでしょう。ただしそういった “違った視点からの細かなアプローチ”を積み重ねていくことで、やがて実感できるほどの大きな成果がでてくるのかもしれませんね。
 
 
 

補足します

 なお『鍵盤上達100の裏ワザ』は、(以前本ブログでも紹介させて頂いた)小川文明氏の以下2冊の後に出版されたものです。
 
 『究極のキーボード練習帳 基礎・定番フレーズ編
 『究極のキーボード練習帳 アンサンブル強化編
 
 
 今回ご紹介した『鍵盤上達100の裏ワザ』はいわば上記2冊の “おかわり”みたいな感じであり、特に「第5章 ジャンル別プレイの裏ワザ」「第6章 奏法別プレイの裏ワザ」は、上記2冊の技術的な補間のアイディア集となっていると思います。上記2冊を一通りさらった人は是非本書も読んでみましょう。
 

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