キーボーディスト、脱初心者を目指す

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音楽

こんなキーボードあったらいいかも ~筐体設計編

2018/11/26

 

 

 以前本ブログで「こんなキーボードあったらいいかも ~機能編」という記事を書いてみたのですが、今回はそれに続く第2弾ということで、鍵盤楽器の筐体設計に着目して一本書いてみようと思います。なお筐体というのはいわゆる外枠・外装(機械や電気機器などを中に収めた箱)のことですね。
 
 
 では早速、僕が思うところの “こんなキーボードあったらいいかも・筐体設計編”についていくつか挙げてみましょう。僕の妄想癖みたいなものなので、あまり真面目に捉えず適当に読んでください(汗)
 
 
 

とことん軽量なシンセ

 イメージとしては、DTMなどで使われる超コンパクトなMIDI入力用鍵盤に近いです。鍵盤の奥行を削り、音源内蔵・標準シンセ鍵盤搭載の61鍵モデルで3.5~4.0kgくらいが目安といったところ。
 
 過去の機種を見回してみても、使える音色を一通り内蔵していて、なおかつ5kg以下のシンセ鍵盤って意外とないんですよね。。
 
 
 関連記事(コンパクト/軽量シンセ):
 「KAWAI SPECTRA KC10 ~これぞ元祖コンパクト・シンセサイザー![1990年]
 「KORG X5 ~元祖お手軽シンセサイザー[1994年頃]
 「KORG X5D ~ヒイズミマサユ機氏ご愛用鍵盤[1995年]
 
 
 ただしあまりに軽すぎるとライブ時にエキサイトして真っ二つに破壊してしまいそうなので(汗)、ある程度の剛性は確保したいところ。。コスト的には若干上がりそうですが軽くて丈夫な素材を採用してもいいかもしれません。
 
 
 また、軽いと演奏中に横にずれていきそうですね。。底面には粘着性の高い素材を採用したり、摩擦係数のとことん高い素材を貼ったりするといいと思います。
 
 
 

とことん丈夫なシンセ

 ヘビーな環境での使用にも耐えられる、堅牢な筐体なんてどうでしょう。側面に衝撃吸収パッド(単なるゴムでもいいけど)を施し、多少雑に扱っても問題ないものがいいです。雨天の野外でも安心な「耐水仕様」のシンセ鍵盤があったってよくないと思いませんか?(笑)
 
 
 余談ですが、ライブでの機材搬入時、鍵盤はさしあたって屋外(→会場出入口付近)に立て掛けなんてことはよくあります。ケースのないピアノ鍵盤とかでは、壊れることはないにしても、(何も敷いておかないと)側面がキズだらけになったりします。特に新品だと悲しいですね。。

 

 

 

側面に取っ手があらかじめついた鍵盤

 既に実現されているものもありますが(KORG X50等)、特に重量のあるピアノ鍵盤に採用してもらいたいです。今どきのステージピアノは軽くなったとはいえ、20kgを超えると一人で移動させるのはちょっとしんどいです。誰かに手伝ってもらうにしても、つかみどころが乏しく持ちにくいのです。20kg以上の鍵盤には、本体に取っ手を標準装備するよう各メーカーさんに義務付けて欲しいです(笑)
 
 
 

移動用の車輪を装備している鍵盤

 ポイントは本体に格納できることですね、飛行機の車輪みたいに。車輪格納スペースに合わせた筐体成型もして、収めた時もすっきりしてるのが好ましいです。
 
 
 

ハードケース一体型の鍵盤

 と思ったらいくつかあるんですよこれが。。一例として、以前本ブログでも紹介したDOEPFER PK88というピアノ鍵盤。
 
 関連記事:「DOEPFER PK88 ~“モバイル・ピアニスト”御用達
 
 
 また、70~80年代の鍵盤にはこの手の “ハードケース一体型”が少なからず存在します。かといって今どきのライブに頻繁に持っていくのはあまり現実的じゃないですね。。(そもそも入手しにくい、音がショボい、猛烈に重い etc..)
 
 
 

まとめ的な

 こうやって見るとノートPCでは既にこういったコンセプトで設計されているものも多いですね。ノートPCより持ち運ぶ頻度は高くないと思うけど、シンセでももう少しそこのところを気にして設計してもらえると、特にライブ系のキーボーディストにとっては嬉しいのです。。

 

 

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