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ヒント集 音楽

シンセの買い替えどきってあるの? ~Roland JUNO-GとGiを例に考察してみた

2018/03/10

 スマホ(タブレット)やパソコンの場合、4~5年も使っているとすっかり “古さ”を感じるようになり、「こいつもそろそろ買い替え時かな~」なんて感じる時もありますよね。
 
 
 スマホではインスタやLINE、各種SNSなどなど、パソコンではドキュメント作成(たまにインターネット)程度しか使わないという人も多く、必ずしも最新機種を買う必要がないと分かっていても、広告の謳い文句などにつられて、つい最新機種に乗り換えてみたりするんですよねー。でもって「最新の端末は使いにくい」とか愚痴ってみたり(笑)
 
 
 では電子楽器(シンセサイザー)の場合はどうでしょう? 携帯電話のように数か月単位で新機種が出るわけではありませんが、大体3~4年前後でモデルチェンジされ、旧モデルは店頭からも姿を消します。シンセの場合、モデルチェンジしたとしても劇的に音自体やインターフェイスが変わることは滅多にありませんね(同一路線のモデルの場合)。大抵は各種メモリの容量が増えたりとか、より軽量になったりとか、外観デザインが今風にブラッシュ・アップされたりとかそんな感じです。
 
 
 以下に例を挙げてみましょう。ちょっと古い機種で恐縮ですが、RolandのJUNO-G(2006年発売)と、JUNO-Gi(2010年発売)です。Giの方が後継機ですね(現在は両モデル共販売終了)
 
 
 シンセの場合新製品投入のサイクルが比較的長いので、実質的な “後継機種”であっても機種名が大幅に変更されることも少なくないです。その点上記のJUNO-G/Giだったら、ネーミングからして後継機種というのが分かりやすいので選ばせてもらいました。全体的なデザインも似てますしね。
 
 
 
それでは両モデルの主要な仕様を抜粋して比較してみましょう。

   JUNO-G(2006年発売)  JUNO-Gi(2010年発売)
  Roland JUNO-G Roland JUNO-Gi
発音数  最大同時発音数:128音 最大同時発音数:128音
波形メモリ  64Mバイト 128Mバイト
プリセットメモリ パッチ=768+256(GM2)
リズムセット=36+9(GM2)
パフォーマンス=64
トーン=788+256(GM2)
リズムセット=14+9(GM2)
ライブセット=1,379
マルチエフェクト 3系統/78種類 2系統/79種類
     
ソング・レコーダー部 MIDIトラック数:16
オーディオトラック数:ステレオ4
MIDIトラック:なし
(オーディオ)トラック数:8、Vトラック:64
オーディオ・トラック サンプルレート:44.1kHz
録音時間:モノラル約47秒(本体メモリのみ)
Max録音時間:モノラル約102分(DIMM512MB拡張時)
サンプルレート:44.1kHz
録音時間:SDカード容量2GB(付属)=約12時間
Max録音時間:SDカード容量32GB=約192時間
外部メモリ PCMCIA(PCカード) SD/SDHCカード、USBメモリー
拡張スロット SRXエクスパンションボードスロット×1 なし
価格 オープンプライス(発売当初の市場実勢価格:110,000円前後) オープンプライス(発売当初の市場実勢価格:110,000円前後)
重量 6.2kg 5.7kg

 

 両機を比べてみると、やはり後継機の方のメモリ容量が上がっているという印象ですね。あとGiでは外部音声入力の機能が大幅に強化されているのが特徴であり、それが(Giの)セールスポイントでもありました。また外部記録メディアは時代によって採用される規格も異なってきていて、ここら辺はパソコンの技術の進化に沿っている感じです。まあ全体的に見れば、4年の間に順当に数字(主に記憶容量)がアップしたと見ることができます。
 
 
 しかし、JUNO-Gに付いていたMIDIシーケンサー(およびサンプラー ※Ver2.0から)はJUNO-Giには付いていません。生音録音を中心とした音楽制作においてはJUNO-Giが適していると見ることもできますが、シーケンサーで細かくMIDIデータを作り込んで、ギターなどは生で弾いて別途レコーディングして重ねたいといったケースでは、初代JUNO-Gの方が適していると言えます。

 

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【まとめ】つまり何が言いたかったかというと。。

 シンセの場合、必ずしも最新機種が全てのユーザーにとって最適・最良というわけではなく、上記のように旧モデルの方が人によってはいいということもあり得るので注意が必要です。
 
 
 また、音色そのものや操作性に関しても「前モデルの方がよかった」ということもたまにあります。最新モデルなんだけど、例えば内部仕様を充実させたコストアップのしわよせなのか、鍵盤のタッチや筐体の作りが前モデルよりしょぼくなっているとかも実際にあります。
 
 
 そんなわけで、新モデルが発売されて旧モデルの買い替えを検討する際は、本当に自分のやりたいことがそのシンセの進化と合致しているかを考えて、最新機種でもやりたいスタイルが実現できるかどうかを慎重に検討することをお勧めしますよ。分からなかったら店員さんに聞いてみましょう。
 
 
 えーっと、そういえば本記事のタイトルは『シンセの買い替えどきってあるの?』でしたね(汗汗)。。某スマートフォンのように “新機種発売と同時に買い替える”というのもアリ(→個人の自由)ですが、電子楽器の場合は試奏なりして一度確かめた方がいいかもねー、という個人的見解。答えになってなくてスマヌ。。

 

 

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