キーボーディスト、脱初心者を目指す

ピアノ、シンセサイザー、オルガンとか鍵盤楽器もろもろ。関係ない記事もたまにあるよ

バンド ライブ 音楽

ライブ本番の時間の使い方について

2018/11/26

 

 

 さて以前本ブログにて「ライブセッティングをスマートに完了させる!」という記事にてお話した内容の補足というか派生みたいな感じで、今回は「ライブ本編の時間の使い方」について記事にしてみたいと思います。
 
 
 

ライブ持ち時間=演奏時間 ではない

 例えば「1バンドにつき持ち時間45分間」の対バン形式のライブをすることになったとします。こういったケースではいわゆる機材転換の時間が含まれていることがほとんどです。前のバンドの演奏が終わって自分たちの機材を搬入・セッティングする時間と、自分たちの演奏が終わって撤収する時間も込みという感じですね。
 
 
 よって上記のケースだと、演奏本編の時間は30~35分程度になります。つまりはまず「持ち時間≠演奏時間」ということは頭に入れておきましょう。この中で何曲入れるか、MCはどのタイミングで何ヶ所はさむかなどを事前にしっかり決めておきます。まずは全体の機材量を確認し、その設営(あるいは撤去)にかかる時間を想定するところから始めるといいと思います。
 
 
 ライブ直前のスタジオ練習においては、本番を意識した上で一通り演奏し、掛かる時間(曲の純粋な演奏時間、MC時間、楽器持替え時間など)を時計で計り、だいたいの総演奏時間を把握しておくとよいですよ。
 
 
 

通し稽古について

 特にワンマンライブで、凝った内容の演出などを想定しているケースでは、事前のスタジオリハーサルや当日の会場リハーサルだけでは詰め切れない場合もあります。ほぼぶっつけ本番という感じになるので不安とかもありますよね。。そういった時には、事前に実際の会場を借り切って “通し稽古”をするという手もあります。
 
 
 この通し稽古ですが、バンドマンっぽくいうとゲネプロと呼ばれることが多いですね。ゲネプロは元々演劇などの舞台芸術やクラシック音楽において、公演間近(前日とか)になって本番同様に舞台上で行うリハーサルのことであり、本番を想定しているので衣装を着て行うケースもあります。前述したように昨今ではポピュラー音楽でもゲネプロの言葉が使われることが多いです。
 
 
 ゲネプロではまあMCの内容は省略してしてもいいケースも多いと思うのですが、それでも「ここのMCで●●分使って」といった配分は想定しておくとよいです。
 
 
 

MCについて

 演奏曲の合間に入れられるトークコーナー「MC」についてちょっと触れてみましょう。大抵はボーカルなどのフロントマンが務めることが多いです。以下は実際によく話されるMCの話題(トピック)の一例。

・バンドの紹介
・季節や天気の話題
・ご当地ネタ(全国をツアーで回っているバンドの場合)
・次回ライブ告知
・メンバー紹介(ただし曲中でやることもある)
 
 
 うーん、、MCの内容について改めて考えてみたけど、特にアマチュアバンドの話すMCってぶっちゃけ、中身の薄いトークになりがちなんですよね。。事前に全く考えてないと見受けられるケースも多々あって、メンバーの飼ってるペットのこととか割とどうでもいい内容に終始することも結構多いです(笑)
 
 
 ただし中にはMC面白い人っていますよね。客いじりとかも抜群だったりして、総合的なエンターテインメントとして終始楽しませてくれるバンドさんもいます。ちなみに僕は苦手なのでほとんどしゃべったことはないです。
 
 
 ライブ初経験者など慣れていない人がMCを務める場合は、あらかじめ話すトピックスなどを紙に書いておくとよいでしょう。ただしMCは必ず入れなければいけないというものでもないので、しゃべるネタがないよーというのだったら、無理にしゃべらず曲を増やした方がいいと個人的には思います。
 
 
 

補足的な

 最終リハーサル(ゲネプロ)時には時間ぴったりに収まっていたものが、本番だと持ち時間が大幅に余る時がままあります。ライブ本番だと緊張しているのか、無意識のうちに演奏が若干走りがちになることも往々にしてありますね。またMCも、慣れていないと早口で早々に終わらせてしまう傾向があります。
 
 
 ライブハウスでの演奏の場合、曲順・曲数は事前にPA側に申告するのが普通なので、時間が余ったからといって急遽曲を余分に演奏するというのは難しいのですが(ただし事前にその旨をPAさんに相談しOKをもらえてたらよしとする)、大幅に余ってしまった場合の保険としてMCの「予備の話題」は用意しておくとよいと思いますよ。

 

 

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