キーボーディスト、脱初心者を目指す

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鍵盤系雑誌(休廃刊含む) 音楽

【雑誌】『キーボードランド(KEYBOARD LAND)』(リットーミュージック発行)

2018/11/25

 

 

 今回ご紹介する雑誌は、『キーボードランド(KEYBOARD LAND)』というキーボード専門誌です。キーボードマガジンでおなじみのリットーミュージックが発行していました。主に1980年代に刊行された雑誌です。
 

キーボードランド(KEYBOARD LAND)
 
 
 これも懐かしいですね、僕も今だに数冊保管してますよ。80年代のものって個人的になかなか処分できずに困ってます(笑)
 
 
 

雑誌の生い立ちは?

 キーボードマガジンの増刊として、1979年冬頃に「No.1」として発売されたものが前身です。これは「No.7」までは「○○年 “秋号”」といった感じで発行されていたのですが、1982年11月号から(隔月刊として)独立発行されることになりました。そして1983年1月からは、キーボードマガジン同様に月刊誌となっています。
 

キーボードランド(KEYBOARD LAND)

↑こちらはNo.2
 
 
 表紙のデザインは当初はイラスト、途中からアーティスト写真に変わっています。また大きさも時期により微妙に変更されています。
 
 
 

特徴は?

 時期によって若干カラーが変遷していきますが、「演奏面」にやや主軸を置いた記事が組まれていることが多いですね。国内アーティストのバンドスコアが充実していました。
 
 
 同じくリットーミュージックから刊行されているキーボードマガジンが、(特に80年代は)洋楽寄り・機材寄りの内容だったのに対し、キーボードランドは国内アーティストを中心に据えて、よりライトな誌面作りを目指していたものと推測されます。シンセサイザーやサンプラーの音作りなど、初心者にはちょっと敷居の高い記事は比較的少なかったように思います。
 
ソノシート(きわめて薄いレコード盤)が付録についてきた号もありました。
 
 
 

KEYBOARD LANDの終焉

1989年10月号(通巻82号)をもって刊行終了となりました。
 
 

個人的感想

 発行期間が1979年末~1989年と、まさに80年代を駆け抜けた国内向けキーボード雑誌という感じですね。90年代に入ればCDも売れるし機材も安くなるのに、それまでもたなかったというのはちょっと謎というか残念ですね。。
 
 

雑誌『キーボードランド(KEYBOARD LAND)』
■発行所:リットーミュージック
■発行期間:1979年(別冊として発行された期間含む)~1989年10月

 

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