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鍵盤系雑誌(休廃刊含む) 音楽

【雑誌】『キーボードスペシャル(KB Special)』(立東社発行)[1984年11月~2000年4月]

2018/02/13

 今回ご紹介する雑誌は、『キーボードスペシャル(KB Special)』というキーボード専門誌です。立東社発行。特に90年代中頃に勢いがあった雑誌でした。
 

キーボードスペシャル
 
 創刊号が発行されたのは1984年。No.1からNo.2までは、後述する「ロッキンf」の別冊扱いでした。1985年4月の「第3号」から月刊誌として独立し、2000年4月号まで全183号刊行されました。ちなみにラストの表紙はJanne Da Arcが飾ってくれました。一体どのような雑誌だったのでしょう。
 
 
 

特徴は?(主観入り)

 「キーボード・マガジン」(リットーミュージック)と比べ、主に国内のアーティストの比重が高かったように思われます。
 
 
 80年代の本誌の誌面作りは、どちらかというとキーボード・マガジンに近く、海外アーティストを取り上げる機会が多く見受けられました。しかし90年代に入り(→国内のCDセールスが爆発的に伸びた時代)、access、電気グルーヴ、国内シンガーソングライター系などのアーティスト特集が頻繁に組まれるようになり、独自のカラーを打ち出しました。
 
 
 “演奏する(曲を作る)側”というよりは、“それを聴く側”の目線に立った誌面作りをしていたではと個人的には感じます。一般的にはいわゆる「ライト層」向け鍵盤系雑誌と分類されるのかもしれませんね。
 
 
 

立東社とリットーミュージックの関係は?

 リットーミュージック社は、同業の立東社と販売提携の関係にあったための命名だったそうです(ということは立東社の方が設立は先?)。どちらにせよ両社は全くの無関係ではなかったということなのですね。。なお立東社は2001年に倒産しています。
 
 
 ちなみにリットーミュージック社は、2015年に「立東舎(りっとうしゃ)」という新レーベルを立ち上げました。ん?ちょっと混乱してきましたよ(笑)。ちなみにその新レーベルでは音楽だけではなく、実用書などの他ジャンルの書籍もリリースされています。
 
 
 

余談・立東社についての補足

 立東社といえば他にも「JazzLife(ジャズライフ)」や「ロッキンf」などの音楽雑誌で知られていました。同社の倒産に伴い、「ジャズライフ」は2001年7月号をもって休刊となり、「ロッキンf」(→主に日本のヘヴィメタル・バンド向け雑誌)も2001年8月号をもって一旦休刊となりました。
 
 
 しかし「ロッキンf」はその後誌名を変えて存続し(→「WE ROCK」)、2015年には「ロッキンf」の誌名で堂々と復活を果たしました。実に14年振りに同じ誌名で復刊したという珍しい例です。
 
 
 

個人的つぶやき

 キーボードスペシャルは僕も一時期定期購読していて、「キーボード・マガジン」よりも(音楽)機材用語などがあまり難しくなかったことから、鍵盤駆け出しの頃は非常にお世話になりました。取り上げてくれる記事・インタビューも国内のアーティスト中心だったので親しみやすかったです。
 
こちらは復刊の兆しは・・・ 見えないですね。。
 
 
 

余談

 なおKB Special誌は、翌月2000年5月号から『プリプロダクション』という誌名に変更し、新創刊されることになりました。
 
 こちらの雑誌は別記事にしていますが、サブタイトルが「音楽制作応援マガジン」となっていたためDTM寄りの内容にシフトした格好になります。実際の内容はどちらかというとサンレコに近い印象ですね(個人的見解)
 
 
 関連記事:「【雑誌】『プリプロダクション(PRE-PRO)』(立東社発行)[2000年5月~2001年8月]
 

雑誌『キーボードスペシャル(KB Special)』
■発行所:立東社
■発行期間:1984年11月~2000年4月

 

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