キーボーディスト、脱初心者を目指す

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【書籍】『K's MAGAZINE3 Tetsuya Komuro with EOS』(ヤマハ音楽振興会発行)

2018/03/08

 今回紹介する一冊は、小室哲哉さん(当時のTMN)を大々的にフィーチャーした『K's MAGAZINE3』です。初版発行は1991年10月。サブタイトルは『小室哲哉がみえる、キーボードがわかる、充実CD&BOOK』となっています。
 
 
 サブタイトルからも若干推察できますが、この本は「(小室氏と関わりの深い)キーボード」の演奏法ついても詳しく書かれています。まぁつまりは「ヤマハのEOS」のことなんですけどね。。
 
 
 実は僕も初版でこれ買いました。そしていまだに実家に保管しています。当時は純粋にTM NETWORK(小室氏)のファンだったため、シンセは持ってないからよく分からないけどとにかく買っちゃったという感じですね。僕みたいに、この本は「小室哲哉ファンのためのファンブック」ととらえて、内容については二の次で購入した人が多かったのではないでしょうか。
 

K's MAGAZINE3 Tetsuya Komuro with EOS
 
 
 

内容は?

 前半は小室氏のフォトセッションやインタビュー記事、ライブレポートが中心ですが、後半は「YAMAHA EOS B500を使ってTMNの楽曲を演奏しよう」みたいな感じになっています。譜面も、全体の1/4にあたる約30ページにわたって掲載されています。
 
 
 YAMAHA EOSといえば(一部のモデルを除き)、小室氏が全面的にプロデュースしたシンセサイザーとして、TVCMなどでも大々的に宣伝されましたね。TMのライブでも実際にセットに組み込んでいました。本書の初版発行当時はTMN名義で、アルバム『EXPO』をひっさげた「EXPOツアー」が始まった時期でもあります。
 
 
 ちなみに当時の僕(20歳そこそこ)の財力でTMNのライブに行けるはずもなく、ましてや「EOS B500」なんぞを買えるはずもなく、ただただインタビューとか写真とか見て満足していました(笑)

 


おまけ・ツアーグッズ(CAROL)の缶バッジ。お土産でもらった。
 
 
 

意外と充実してるシンセの解説

 途中からはもはや “EOS B500”ありきで話が進んでいきます(笑)。当時は「EOS STARSHIP」というEOSを使ったコンテストも開かれていたくらいですし、EOS B500の操作について詳しい解説がなされています。この内容は今読んでもよいですね。初心者でも分かりやすいです。
 
 
 内蔵シーケンサーを作った音色ごとのトラック作りや、各種ホイールの使い方などの演奏法まで伝授しており、これはもはや「EOS B500の公式ガイドブック」と言ってもいい内容だと思います。
 
 
 

まとめ的な

 個人的には、YAMAHA EOS B500の操作関連についての書籍の中では一番内容が充実していると思います。逆に、「アイドル本」みたいな動機で購入した人にとっては若干肩すかしだったかもしれません(笑)
 
 
 当時はこのようにシンセ人口の裾野を広げようと、シンセシストもメーカーも知恵を絞ったのでしょう。実際にEOSブランドはシンセ人口増加のきっかけとなりましたし、一時代を築いたといってもいいと思います。
 
 
 これからB500を手に入れて使いこなしていく予定の人は少ないと思いますが、この本を最初に手に取ってみるのもいいかもしれないですよ。
 
 
 関連記事:「YAMAHA EOS B500 ~【前半】“小室プロデュース&浅倉マニュピレート”、EOS黄金期の一台[1990年]
 
 

 

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