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ヒント集 音楽

モノで送るか? ステレオで送るか? ~ライブ時での出力本数を考える

2017/10/27

 ライブ時、鍵盤側の音をモノラル(=ケーブル1本)で出力するか、ステレオ(=ケーブル2本)で出力するか迷うことがありませんか?。僕は結構迷います。
 
 
 自宅ではステレオ出力(ケーブル2本もしくはヘッドフォン使用)が多いかもしれませんが、ライブ時ではどうでしょう。ケーブル1本の場合の、メリットとデメリットを考えてみました。あくまで個人的な所感ですよ!
 
 

【1本のみのメリット】

・音が太い、音圧が上がる(ような気がする)
・ケーブルが少なくてすむ。取り回しが楽。  →バンド転換の際の作業時間も短縮できます
 
 

【1本のみのデメリット】

・ケーブルが死んだら音が出ない
 →ケーブルが2本あれば、片方が死んでももう片方が生きていればとりあえず音は出てくれます。

・音のステレオ感が出ない
 →ステレオ感を意識した音作りをした場合、効果があまり出ません。

 

 

 まあ上記は演者(私)としてのほぼ思い付きの考えですが、そこそこのキャパシティの会場でライブをやるというのならば、PAさんとの関わりを無視することはできません。知り合いのPAエンジニアさんに以前聞いた話をちょっと引用してみましょう。
 
 
 

PAさん側のご意見

 現場のPAさんがステレオ受けしてくれるかモノラル受けするかどうかは、PA(ライブハウス)側の対応(方針)次第とのことです。自身の経験からすると、「激しい系中心のライブハウス」では、確かにステレオ受けはできないと言い切ったPAさんもいました。ここはそういう方針なのだから仕方がないと割り切っちゃうのも、精神衛生上いいかもしれません。
 
 
 なお経験豊富な鍵盤プレイヤーだったら、例えば狭い会場だったら「ステレオ感」はあまり重要でないことは分かっているから、『演奏側ではモノラルで出すから(PA側で)うまいこと調整してね。』(※注1)と言うこともあるそうです。こればちょっと粋かも。PAさんもプロなので対応を考えてくれるでしょう。
 
 
 逆に “自称ライブ上級者”にありがちなのが、「絶対ステレオじゃなきゃ駄目だ」という妄信的かつ高圧的な態度の人だそうで、PAさんも「またか」とため息をつくそうです。
 
 
 どんなに演者が「これは自宅で作り込んだ珠玉のステレオサンプリング音色で…」と言ったところで、PAを通したライブハウスでは大抵違う音色・バランスになるので、よほどの条件が揃わないとそのこだわりは伝わらないでしょう。。
 
 
 

PAさんと協力して現場の音作りをする

 とはいえ、「この曲のこの音色は “演出として”、できればステレオで出したい」という要望を出す自体は別に悪いことではなくて、PAさん側もできるだけ努力してくれるそうです。
 
 
 ベテラン奏者さんであればちゃんとポイントを押さえた質問をしてくれるそうで、PA側でも(限界があるにせよ)対応しやすいとのこと。そのためには鍵盤奏者さんも、現場で音色やセッティングの変更をする知識・柔軟性があった方がいいよ、と言っていました。
 
 
 なるほどねぇ、勉強になるね。ライブハウスでの音作りは一人だけではできるものではないので、音を送りながらPAさんと共同で(協力して)作っていくという姿勢が必要なのだと思います。
 
 
 

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※注1 …(ステレオ出力音を基準にした場合)機材によってはモノラル出力だと低音が出過ぎるなどの出力特性を持つものも存在する。

 

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